大規模修繕では「網戸」の取り外しが常識?その対処法を詳しく解説

大規模修繕工事の際に「網戸」は取り外しが必須

大規模修繕工事の際に「網戸」は取り外しが必須

マンションで行われる大規模修繕は、主に外壁や屋上・屋根、共用廊下・階段など共用部分の修繕工事を行いますが、工事中は居住者にさまざまな不便が生じてしまいます。

そのなかの一つが「網戸の取り外し」です。大規模修繕の網戸の取り外しについての情報はまだまだ少なく、「yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などの口コミや質問サイトなどではかなり疑問が数多くあがっておりました。そうした皆さんの疑問や悩みが多くよせられる内容をこの度、まとめさせていただきました。

しかしながら、「なぜ網戸の取り外しが必要なのか?」と根本的な、疑問をお持ちの方も少なくないと思います。

そこでこの記事では、マンション大規模修繕で「網戸の取り外し」が必要な理由など、工事期間中の網戸の取り扱いについて詳しく紹介していきます。

このページの目次

1. マンション大規模修繕では「網戸」の取り外しが常識

マンション大規模修繕では「網戸」の取り外しが常識

まず、マンションでなぜ大規模修繕工事を実施するのか?について説明します。

マンションなどの建物は、太陽の紫外線や雨風などの影響を常に受けているため外壁などを中心に経年劣化が避けられません。

特に分譲マンションは、一度購入すれば長期間住み続けることになります。
そこで、長く快適に生活するために、劣化や不具合を修繕するほか、生活水準を向上するためにバリューアップする工事が大規模修繕工事になります。

マンションで実施する大規模修繕は主に共用部分が工事範囲になり、マンションによって異なりますが、一般的に以下の項目が工事範囲になります。特徴として、大規模修繕は回を重ねるごとに工事範囲は広くなっていきます。

一般的なマンション大規模修繕の工事範囲

・外壁:下地コンクリート補修、タイルの補修および貼り替え、塗装
・屋上:防水改修
・共用部廊下・階段・バルコニー:防水改修および塗装
・鉄部:錆(さび)部や塗装剥離部の塗装工事
・設備関係:電気・給排水・消防などの設備

マンション大規模修繕は上記の通り、共用部分全般が工事範囲になるため、実際に生活している居住者にさまざまな不便が生じてきますが、その中の一つが「網戸の取り外し」です。

網戸の取り外しは、マンション大規模修繕工事では常識とされていますが、工事期間中は窓が開けられないケースは多々あります。

1-1.なぜ大規模修繕工事で「網戸」の取り外しが必要なのか?

網戸を取り外す理由は単純で、網戸が工事の邪魔になるからです。

工事範囲にバルコニーが含まれている場合、各部屋のバルコニーは専有部分ではなく共用部分になるほか、実は取り付けられているサッシや窓ガラス・網戸も「個人利用が認められた共用部分」なのです。

そのため、バルコニーの私物の片付けおよび網戸の取り外しが必要になります。

バルコニー工事では、主に床面の防水工事や壁面・天井の塗装工事・サッシ回りのシーリング工事が行われるため、置かれてある私物や網戸がそのままだと作業の邪魔になってしまうのです。

バルコニー工事に伴う私物の片付けや網戸の取り外しについては、事前に施工業者から告知があります。

その際、そのまま何も対応しなければ工事の進行に影響するほか、工事の品質を下げてしまう可能性があるので、施工業者から告知があったときは積極的に協力しましょう。

大規模修繕支援センターって何をやってるところ?

  1. 優良コンサルタントや施工会社を無料紹介している
  2. 専門相談員による無料相談ができる
  3. 大規模修繕工事についての情報を集約している

大規模修繕支援センターで大規模修繕のことに関してお気軽に相談することが可能

大規模修繕支援センターにお問い合わせする

2.マンション大規模修繕で網戸を取り外すタイミングと方法

マンション大規模修繕で網戸を取り外すタイミングと方法

大規模修繕の実施にあたって、網戸の取り外しが必要なのは分かったけど、どのタイミングでどのように取り外したらいいのか分からない方も少なくないでしょう。特に、網戸を取り外す方法が分からないという方が多いのではないでしょうか。

2-1.網戸を取り外すタイミング

網戸を取り外すタイミングについては、先程も説明した通り、施工業者から告知があります。

各家庭のバルコニー工事を行うため、施工業者は事前にアンケート調査を実施したうえで工事日程の調整を行います。そこで工事を実施するご家庭の順番で「いつまでに片付け、および網戸を取り外してください。」という告知文書が配布されます。

そのタイミングで網戸を取り外す必要があり、協力しなければ工事の進捗を妨げてしまいます。

2-2.網戸を取り外す方法

網戸を取り外すとき、施工業者が行うと考える方は多いのですが、基本的に自分で取り外さなければなりません。

それは、網戸を取り外すためのビス(ネジ)が室内側にあるため、施工業者が室内に入らないと取り外せないので、一般的に自分で取り外すようになります。

ドライバーを用意して、室内から外れ止めのビスを緩めれば簡単に取り外せますが、取り外せないときは施工業者にお願いすれば取り外してもらえます。取り外しに協力しない場合、施工業者が強引に取り外して網戸が歪んでしまう可能性があるので、取り外し方が分からないときは施工業者に申し出ましょう。

3.マンション大規模修繕で取り外した網戸の保管方法と保管場所

マンション大規模修繕で取り外した網戸の保管方法と保管場所

網戸を取り外せたのは良いものの、どこにどのように保管すればいいのか疑問がある方は多いでしょう。
網戸の大きさはバラバラですが、決して小さなものではないので、保管方法や保管場所が気になるものです。

3-1.網戸の保管方法!施工業者から保管袋が支給される

取り外した網戸の保管にあたっては、通常、施工業者から各家庭に専用の保管袋が支給されます。

特大のビニールになり、取り外した網戸はその保管袋に入れて保管するので、網戸に付着したゴミやホコリが室内に付着する心配はありません。

基本的に網戸の大きさに合わせた保管袋が支給されますが、もし入らないときはすぐに、施工業者に別の保管袋を用意してもらうようにしましょう。

3-2.網戸の保管場所!各家庭での保管が一般的

次に、気になる網戸の保管場所ですが、基本は各家庭での保管になります。

大きな集会場などの施設を保有しているマンションでは、集会場などのスペースが保管場所として使われるケースもありますが、基本は各家庭での保管となります。

ただし、網戸は決して小さなものではないので、室内に保管スペースがない家庭では不便が生じてしまいます。そのようなときは、使用料金は必要になりますが、工事期間中だけトランクルームを借りるなど、保管場所はさまざまあります。

この網戸の保管場所についてトラブルが発生するケースが多いので、マンション管理組合や施工業者と事前に協議しておく必要があります。

4.マンション大規模修繕で網戸を取り外したときの代わりは?

マンション大規模修繕で網戸を取り外したときの代わりは?

網戸を取れ外してしまうと、窓が開けられないなどの不便が生じてしまうため、網戸の代わりになるものがないのか?と考える方もいますが、基本的に代わりになるものはありません。バルコニー工事は通常2~3日、長ければ1週間程度の期間を要しますが、その間は不便が生じてしまいます。

4-1.夏場は特に不便! 網戸を取り外す期間は基本的に窓が開けられない

網戸を取り外す期間はバルコニー工事などを行うため、基本的に窓は開けられなくなります。
一般的に9:00~17:00の間で工事が行われるので、その時間帯は窓が開けられないのはもちろん、作業時間以外でも虫が侵入してしまうので窓は開けられなくなるでしょう。

それが、冬場や季節の変わり目ならある程度問題ないものの、夏場は特に不便になります。窓を閉め切ってしまえば必然的にエアコンの使用頻度が多くなるので、電気代に影響してしまいます。

4-2.各家庭で空気清浄機などの用意しておくと安心

網戸を取り外して窓が開けられなくなれば、外気が入らなくなるので室内の空気が淀んでしまいます。その対策として、空気清浄機を用意するなど、窓が開けられないことを想定した準備が必要になります。

大規模修繕の工事期間中は、バルコニー工事だけでなく騒音や臭いで窓が開けられない期間が発生するので、空気清浄機や加湿器を用意しておくと安心です。

4-3.クレーム防止のために施工業者に工事説明会などでしっかり説明してもらう

大規模修繕を実施する際、網戸の取り外しやバルコニーの片付け・騒音・振動・臭いなど、居住者にさまざま負担がかかってしまうため、クレームなどのトラブルは頻繁に発生してしまいます。

そこで、大規模修繕工事の施工にあたって、事前に施工業者が居住者の方を対象に工事説明会を実施しますが、網戸の取り外しなど居住者に負担がかかるものに関しては、しっかり説明してもらうようにします。

いつまでに網戸を取り外して、どこにどのように保管するのか、事前にしっかり説明してもらうことである程度のクレームを防ぐことができます。その際、疑問がある居住者に対しては個別に説明するなど、施工業者に適切に対応してもらいましょう。

マンション大規模修繕では、網戸の取り外しは工事を行ううえで仕方のないことなので、居住者は網戸の取り外しを想定して準備しておくことが大切になります。

5.大規模修繕に伴って網戸を修理および交換したときの費用目安

大規模修繕に伴って網戸を修理および交換したときの費用目安

ここまで大規模修繕工事での網戸の取り外しについて説明しましたが、網戸の取り外しに伴って網戸の修理(張り替え)および交換を考える方がいます。

しかし、施工業者の不手際で網戸を壊したとき以外は、基本的に網戸の修理(張り替え)および交換は自己負担になってしまいます。マンションの窓に設置された網戸は「個人利用が認められた共用部分」であるため、修理および交換は自分で負担する必要があります。

そこで、網戸の修理(張り替え)および交換したときの費用が幾らくらいなのかについて、それぞれの費用目安をご紹介します。

5-1.網戸を修理(張り替え)したときの費用目安

網戸に破れや穴が空いていたとき、取り外しに合わせて網の張り替えを行うチャンスです。

網戸の修理は基本的に自己負担になりますが、意外に安価で張り替えられます。
その費用目安として、専門業者に依頼したとき網戸の大きさで異なりますが、おおよそ5,000円~7,000円程度が目安になります。

また、自分でも新しい網戸シート、固定用ゴムを用意して、張り替え用の道具として網戸ローラーがあれば張り替えられます。
自分で網戸を張り替えたときの費用目安として、おおよそ3,000円~5,000円程度が目安になります。

このように、網戸の修理(張り替え)は自己負担になりますが、比較的安く抑えられます。

5-2.網戸を修理(張り替え)したときの費用目安

網戸が破れてしまって交換したいという方もいると思いますが、網戸のグレードによって交換費用は異なります。

マンションで一般的に使われているステンレス製の網戸は、おおよそ3万円~10万円程度が費用相場になり、取付けに際しての工費として5,000円程度必要になります。

大規模修繕工事を依頼している施工業者に、網戸の交換を依頼するのが一番早いですが、見積もりが高いときは別の専門業者に見積もりを依頼するようにしましょう。

6.まとめ

マンションで12年~15年周期で実施される大規模修繕工事では、居住者にさまざまな不便が生じますが、その中の一つが今回ご紹介した網戸の取り外しです。

工事範囲に外壁やバルコニーが含まれる場合、網戸が設置されたままだと工事の邪魔になるため、自分で取り外しを行い、施工業者から支給される保管袋に入れて各部屋で保管する必要があります。

取り外しのタイミングなどは施工業者から事前に告知があり、自分での取り外しが難しいときは施工業者が取り外してくれます。
網戸を取り外して部屋で保管するのは面倒ですが、取り外していないと工事の進捗の妨げになってしまうので、施工業者から告知があったときは協力するようにしましょう。

お客様に合った施工会社・コンサルタント
無料にてご紹介させて頂きます!
簡単30秒で無料相談!お見積り・現地調査まで無料! 簡単30秒で無料相談!お見積り・現地調査まで無料!

見積要領書テンプレート

修繕委員会・管理会社ご担当者向け

当社がこれまで大規模修繕のお見積りに携わったノウハウを活かし、 見積要領書のWordファイルテンプレートを作成しました。

住居者アンケートテンプレート

修繕委員会・管理会社ご担当者向け

大規模修繕時に必要となる住居者アンケートを一から準備をする のが大変なので便利なWordファイルテンプレートを作成しました。

フォローする