大規模修繕の修繕委員会とは?修繕委員会の立ち上げ方

大規修繕委員会とは?修繕委員会の立ち上げ方を解説

大規模修繕の修繕委員会とは?修繕委員会の立ち上げ方

マンションの大規模修繕は長期修繕計画に沿って行われます。
そこで、大規模修繕工事の時期が近くなれば、一般的なマンションでは「修繕委員会」を立ち上げています。

修繕委員会とは、名前の通り大規模修繕に関する計画や決定事項などを専門に行う委員会のこと。大規模修繕を計画通りに進めるためには必要不可欠です。

しかし、中には「修繕委員会では何をするの?」
など、委員会を立ち上げる目的や役割が分からない方もいるかと思います。

そこで、ここからは大規模修繕の修繕委員会の立ち上げ方で疑問に感じるポイントを挙げてご説明いたします。

1.大規模修繕で「修繕委員会」を立ち上げるときのポイント

大規模修繕で「修繕委員会」を立ち上げるときのポイント

マンションの”大規模修繕”とは、建物の経年によって劣化した部分を修繕して新築当時の価値を回復する工事と、建物の機能や性能を向上するための改修を行う工事です。

基本はマンションの長期修繕計画に沿って計画されますが、大規模修繕の時期が近くなったときに修繕委員会を立ち上げます。
そこで、ここでは「修繕委員会とは?」について立ち上げ方や役割などをご紹介いたします。

1-1.大規模修繕の修繕委員会とは?委員を選出するときのポイント

大規模修繕の”修繕委員会”とは、マンション居住者で構成する大規模修繕工事を進めるための専門委員会です。
構成する委員の人数に関して特別な決まりはないですが、一般的に5人〜10人程度の委員で構成するマンションが多いです。

委員の募集についてもマンションによって違いがあり、エントランスの掲示板などで居住者から有志を募集するほか、階ごとに代表者を数名選出するなど決め方は色々あります。

ただし、公平性を保つために幅広い年代から委員を選出するのが理想です。

1-2.大規模修繕における修繕委員会の役割

修繕委員会の一番の役割は、大規模修繕を計画通りに進めることにつきます。

といっても漠然としているので、修繕委員会は主に以下の役割を担います。

修繕委員会の役割

・長期修繕計画の見直し
・大規模修繕工事の計画立案
・コンサルタント会社(設計事務所など)の選定
・建物診断への依頼および調査立合
・工事費用の調整
・施工業者の選定
・居住者向けの工事説明会の開催
・工事中のクレーム対応や進捗管理

このような大規模修繕に関係する役割を果たし、工事がトラブルなくスムーズに進むための調整役も担います。

1-3.修繕委員会と理事会の違いや関係性

修繕委員会は理事会の諮問機関という位置づけになります。
諮問(しもん)は「有識者などに意見を求めること」を意味しており、行政などでは学識経験者などが審議・調査を行い、意見を答申する機関が諮問機関になります。

大規模修繕での修繕委員会は、理事会の業務の中で大規模修繕に関して専門的に調査および調整を行い、理事会の意思決定をサポートする立場になります。しかし、修繕委員会と理事会が対立するマンションは多いといいます。

そこで、修繕委員会の運営にあたっては、理事会の委員長に修繕委員会の会合に参加してもらうなど、理事会との関係を維持しながら協力して大規模修繕を進めていくことが重要です。

1-4.修繕委員会を立ち上げるときに必要なもの

修繕委員会の立ち上げに際しては、大規模修繕に詳しい専門家を探しておく必要があります。

招集する委員の中に建築関係者や有資格者がいない場合、大規模修繕が計画通りに進められない可能性があります。
先程の役割の一つになりますが、適切な大規模修繕計画を立てるためには、第三者の目線で指導してくれる設計事務所や建築士事務所などのコンサルタントを探しておく必要があります。

その際、依頼するコンサルタント会社に丸投げするのではなく、大規模修繕に関して専門家の目線でアドバイスをしてもらう立場で依頼することが大切です。

1-5.大規模修繕で修繕委員会を立ち上げるメリット

大規模修繕は準備から完成まで2~3年程度かかるマンションの一大行事です。
その大規模修繕の前提として、居住者が生活する中で行う工事のため、様々な課題を検討しなければならないほか、専門的な知識が必要になります。

修繕委員会は先程説明した通り、管理組合や理事会の諮問機関という位置づけで、理事会の負担を減らし、適切に大規模修繕を進めるために大きな役割を果たします。

通常、管理組合の理事になる方の任期は1年~2年なので、大規模修繕計画を進める途中で変わってしまいます。
そこで、修繕委員会が理事会の代わりに大規模修繕をとりまとめることで、大規模修繕の計画から完成まで継続して工事に携わることができるのです。

つまり、修繕委員会を立ち上げる一番のメリットは大規模修繕を適切に進められることです。

2.まとめ

ここでは、大規模修繕のときに立ち上げる修繕委員会について詳しくご説明しました。
マンションの大規模修繕は長期修繕計画に則って計画を進めますが、その計画を適切に進めるためには「修繕委員会」の立ち上げが必須になります。

大規模修繕は準備から完成まで2年~3年程度かかるマンションの一大イベントです。
その大規模修繕をトラブルなく完成させるためには修繕委員会は必要不可欠であり、居住者や施工業者の調整役としても大きな役割を果たします。

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