マンションのガス設備とは?ガス設備の種類と大規模修繕に伴う交換目安

ガス設備とは?ガス設備の種類と交換目安を解説

マンションのガス設備とは?ガス設備の種類と大規模修繕に伴う交換目安

現在も皆さんがお住まいのマンションでは、ガスコンロなどの「ガス設備」をご利用ではないでしょうか。

最今はオール電化のマンションが建てられているものの、大半のマンションではガス設備が使われています。しかし、ガスを利用する機器やガス管は使い続ければ劣化していくため、耐用年数を目安に修繕もしくは交換を行う必要があります。

ということで今回は、マンションのガス設備の種類や修繕(交換)目安、合わせて大規模修繕に伴うガス設備の修繕工事内容をご紹介いたします。

1.マンションのガス設備とは?ガス設備の種類と修繕目安

マンションのガス設備とは?ガス設備の種類と修繕目安

突然ですが、ガスに種類があることはご存知ですか?

一般的な家庭で使われるガスは、「都市ガス」と「LP(プロパン)ガス」の2種類に分けられます。都市部のマンションでは「都市ガス」が主に使われ、都市ガスがない地方マンションでは「LPガス」が使われています。

ここからの説明は「都市ガス」を利用するマンションを想定して話を進めます。

1-1.マンションのガス設備とは?ガス設備の種類について解説

都市ガスを利用するマンションでは、ガス事業者が敷設したガス管から敷地内に引き込み、各家庭にガス管で分岐しています。

基本的にマンション敷地外のガス管はすべてガス事業者の所有物になり、敷地内のガス管はマンションの所有物になります。ただし、ガスメーターはガス事業者の所有物です。
また、敷地内のガス管は、ガスメーターまでは共有部になりますが、ガスメーターから各家庭までのガス管は専有部となります。

そのガス管について、昭和50年代後半まで亜鉛メッキ鋼管(白ガス管)が一般的に使われていました。 しかし、白ガス管は土中で亜鉛メッキが溶けてしまい、配管が腐食していく特性があることから、現在では以下の3種類の埋設ガス管が使われています。

ガス管の種類 使用箇所
ポリエチレン管 土中埋設部で使用
ポリエチレン被覆鋼管 土中埋設部で使用
カラー鋼管(硬質塩化ビニル被覆鋼管) 露出部及び土中埋設部で使用

次に、マンションで使われるガス設備といえば、ご家庭では「ガスコンロ」ですが、その他にも以下のガス設備が専有部に設置されています。

マンションのガス設備

・ガス給湯器
・ガス漏れ警報装置

ガス給湯器は、現在「エコジョーズ」が主流になっています。 エコジョーズは「省エネ高効率給湯器」と呼ばれ、お湯を沸かす時に出る高温の排気熱を利用して水を温める仕組みの給湯器です。発生した熱を最大限活用することで、給湯効率が90%以上の給湯器になります。

ガス漏れ警報装置はそのまま、ガス漏れが発生したときにランプとブザーで居住者に知らせる警報システムです。

以上、ガス管、ガス給湯器、ガス漏れ警報器がマンションの主なガス設備となり、マンションによって設置されているガス管およびガス機器は異なります。

1-2.都市ガスは4年に1回ガス法定点検を受ける

都市ガスを利用しているマンションでは、地域で多少異なりますが4年に1回の頻度でガス事業者による「ガス設備の法定点検」が行われます。

法定点検はガス事業法の中で定められており、ガス事業者は一定の期間ごとに各家庭を訪問してガス設備に異常がないか点検確認しなければなりません。

そのため、マンションでも4年に1回の頻度でガス事業者による法定点検が行われるのです。
法定点検はガス事業者の義務なので点検費用は無料で、点検の時期が近くなるとガス事業者から通知が届きます。

1-3.マンション内のガス設備の修繕目安

マンションのガス設備(埋設ガス管や屋内ガス管、ガス給湯、ガス漏れ警報器)も、建物などと同じように経年劣化は避けられません。ここでは、ガス設備の修繕(交換)目安をご紹介いたします。

ガス設備の種類 修繕(交換)目安
ガス管 屋内ガス管  30年~40年
亜鉛メッキ鋼管(白ガス管)  15年~20年(埋設環境で異なる)
ポリエチレン管  30年
ガス給湯器  10年
ガス漏れ警報装置  5年

詳しい修繕(交換)目安は次項でご説明いたします。

2.ガス設備の修繕(交換)工事を行う前に知っておきたい注意点

大規模修繕に伴うガス設備の修繕(交換)工事

ここまでガス管、ガス給湯器、ガス漏れ警報装置など、マンションのガス設備をご紹介しましたが、それぞれ耐用年数を目安に修繕もしくは取替が必要になります

そこで本項では、それぞれのガス設備の修繕(交換)工事を行う際の注意点をまとめました。

2-1.埋設ガス管(白ガス管)の更新工事

埋設ガス管は、マンション敷地外の道路部分はガス事業者がガス管の交換を行いますが、敷地内に関してはマンション側で費用を負担しなければなれません。ただし、ガスメーターに関してはガス事業者の所有物なので、ガス事業者が交換を行います。

敷地内の埋設ガス管に「亜鉛メッキ鋼管(白ガス管)」が使われているマンションでは、前項でご紹介した3種類の新しいガス管のいずれかに更新(交換)しなければなりません。

白ガス管は、昭和50年代後半までに建てられたマンションで一般的に使われていました。しかし先程も説明した通り、白ガス管は亜鉛メッキが土中に溶けだし腐食してしまう特性を持っているので、大規模修繕に合わせて新しいポリエチレン管などに交換する必要があります。

2-2.ガス給湯器の交換

ガス給湯器は、設置環境や利用頻度によって異なるものの、10年程度が交換の目安になります。
10年を過ぎた頃から故障するケースが多く、特に一番利用頻度の高い冬場に多いといいます。

もちろん10年を経過していなくても、異音や一定の温度が出ないなどのトラブルが発生するときは、修理もしくは交換が必要です。

2-3.ガス漏れ警報装置の交換

ガス漏れ警報装置には壁掛け方式や天井取付け方式があり、交換目安は5年です。

5年程度設置していると劣化が進みます。劣化が進むと、少しのガスで過剰に感知したり、ガス漏れしていなくてもブザーが鳴ったりなどの誤作動を起こすこともあるので注意が必要です。

以上、3種類の主なガス設備の工事内容や修繕(交換)目安をご覧いただきました。
一般的な12年周期で大規模修繕を契約しているマンションは、1回目の修繕工事の際にガス給湯器の交換、2回目もしくは3回目の大規模修繕でガス管の更新を計画に入れておく必要があります。

3.まとめ

マンションではガス設備として、共用部の埋設ガス管、専有部の内部ガス管、ガス給湯器、ガス漏れ警報装置といった配管や機器が設置されています。

埋設ガス管に「亜鉛メッキ鋼管(白ガス管)」を使っているマンションでは、新しいガス管への更新が必要。ほかのガス機器に関しても耐用年数を目安に不具合が頻繁に発生する際は、修理もしくは交換が必要になります。

ガス設備は日常生活の安心と安全に関わる大事なインフラ設備なので、1回目の大規模修繕でガス給湯器の交換、2回目以降の大規模修繕でガス管の交換を視野に入れた長期的な計画を立てておくようにしましょう。

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