大規模修繕で「振動」が発生する原因とトラブルを防ぐための対処法 !

「振動」が発生する原因とトラブルを防ぐための対処法 !

【元大規模修繕業界担当者が教える知って得する豆知識-Column.2】

マンション大規模修繕でよくあるトラブルは騒音や臭いとともに「振動」も挙げられます。

土木工事など特定建設作業のような大きな振動が発生する訳ではありませんが、軽微な振動が継続的に発生することがあります。
居住者によっては継続的な振動が受忍限度を超えてストレスになるケースもあり、苦情やクレームといったトラブルが発生してしまうのです。

現在は低振動の機器や工具を使うなどの配慮はしていますが、工事をする上で完全に振動がなくなることはありません。
ここからは、大規模修繕で振動問題が発生する主な原因とトラブルを防止するための対処法をご紹介いたします。

1.大規模修繕で「振動問題」が発生する原因とは?

まず、マンション大規模修繕で発生する振動は「騒音」とセットで発生します。
ただし、音は遠くまで聞こえますが、振動は作業している範囲から離れたエリアでは感じなくなります。

では、どんな工事で振動が発生するのかといえば、足場組立時の「壁つなぎ」を設置するときに騒音と振動が発生します。

大規模修繕では主に「枠組足場」と呼ばれる足場を設置しますが、重みや風によって足場が倒壊しないように「壁つなぎ」を等間隔に設置していきます。壁つなぎは建物の外壁コンクリートに穿孔ドリルで穴を空けて設置していきますが、その穿孔ドリルで穴を空けるときに騒音とともに振動が発生するのです。

また、外壁タイルの貼り替えに伴い、外壁コンクリートの下地補修を行う際にも電動ドリルやサンダーを使って施工するため、騒音とともに多少の振動が発生します。それ以外にも工事中は一時的に振動が発生することがあります。

しかし、上で説明した通り振動が伝わる範囲は限られるので、壁つなぎの設置や下地補修をしているエリアの方が主に振動を感じます。

以上が大規模修繕で振動が発生する主な原因ですが、合わせて大きな騒音を発するので、トラブルに発展するのは振動よりも騒音のトラブルの方が多くなります。

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2.振動によるトラブルを防止するための対策法

大規模修繕で振動が発生する工事は騒音も同時に発生するので、合わせた対策法になります。

主に足場の壁つなぎを設置するときと外壁の下地補修の際に振動とともに騒音は発生しますが、施工業者はもちろんマンション居住者側も振動に対しての対策を行うことでトラブルの発生を極力押さえることができます。

ここでは、施工業者側と居住者側で行うべき振動によるトラブルを防ぐための対策法をお話していきます。

2-1.施工業者側で行う振動トラブルの予防対策

現在では低騒音・低振動の電動工具が使われていますが、それでも完全に騒音・振動がなくなることはありません。
そこで施工業者側で行うべき対策は、振動・騒音が発生する工事を行うとき、事前に工事を行う日時を居住者にお知らせすることが一番のトラブル予防対策になります。

足場を組立てる工程と合わせて、振動や騒音が発生する旨の注意喚起をエントランスやエレベーター内に掲示するほか、着工前の工事説明会でも振動・騒音が発生する工事内容や期間をしっかり説明しておくことが大切です。

また、近隣住人にも振動まで伝わることはないものの、騒音が発生する旨の案内文を配布するなどの対策を行うことで、トラブルの予防に繋がります。

事前にお知らせしておくことで、居住者や近隣住人も「この時間帯は工事をしているから音がする」と、ある程度心構えできるようになります。

2-2.居住者側で行う振動トラブルの予防対策

大規模修繕の工事期間中に振動や騒音が発生する工事が行われる際は、施工業者から事前にお知らせがあるはずです。
そのような対策をしない施工業者を選ばないことも重要ですが、居住者側で行う振動・騒音に対する一番の対策法は、その場から離れることです。

事前にお知らせがあった工事の日時には振動・騒音はどうしても発生するので、用事がある方は外出することが最善の対策法になります。もちろん、外出する用事がない方もいると思います。

その際は、壁から離れた部屋に移るほか、座布団やクッションに座っていれば振動を感じなくなります。
しかし、振動とともに騒音も発生するので、どうしても耐えられないという方は買い物に出かけるなど、家から離れることが一番の対策になります。

足場の組立や外壁の下地補修が工事期間中ずっと続くわけではないので、事前にお知らせがあった日時だけ、我慢するのではなくストレスが溜まらないような生活を心掛けていきましょう。

3.まとめ

マンション大規模修繕での振動、騒音、臭いは施工業者側でどんな対策を施していても発生してしまいます。

今回は振動についてお話してきましたが、主に足場の壁つなぎを設置するときと外壁の下地補修を行うときに振動とともに騒音が発生します。その際、どちらかといえば振動よりも騒音に対するクレームや苦情が多くなります。

そこでトラブルを予防する対策として、施工業者は事前にお知らせすること、居住者側は用事がある方は外出するほか、家に居る方は振動・騒音が気にならないような生活を心がけることがストレスを溜めないためには重要です。

大規模修繕も工事なので、振動、騒音、臭いは大小かかわらず発生します。マンション側もその点は理解たうえで施工業者に協力していけばトラブルは減るのではないでしょうか。

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