大規模修繕での「仮設工事」とは?直接仮設(足場)と共用仮設の2種類

「仮設工事」とは?直接仮設(足場)と共用仮設の2種類

「仮設工事」とは?直接仮設(足場)と共用仮設の2種類

マンションで行われる大規模修繕工事に限らず、どんな工事でも「仮設工事」は必ず行われます。

仮設工事と聞けば「足場」を思い浮かべる方は少なくないと思いますが、足場だけが仮設工事ではありません。
仮設工事という大枠の中で、あとで詳しく説明しますが「直接仮設工事」と「共通仮設工事」に分類され、足場は直接仮設工事の一つになります。

そこで今回は、「仮設工事を詳しく知りたい!」という方に、仮設工事の種類と共に代表的な仮設足場の種類やそれぞれの足場のメリット・デメリットなどをご紹介いたします。

このページの目次

1.「仮設工事」とは?「直接仮設工事」と「共通仮設工事」が仮設工事

1.「仮設工事」とは?「直接仮設工事」と「共通仮設工事」が仮設工事

そもそも建築現場における「仮設工事」は文字のイメージ通り、工事期間中一時的に設置して利用する施設や設備を指します。
工事期間中に様々な作業がスムーズに進められるように設置される施設や設備なので工事が完成したら撤去されます。

その仮設工事は見出しにもある通り大きく以下の2種類に分類されます。

仮設工事の種類

・直接仮設工事
・共通仮設工事

詳しくは次項から紹介しますが、直接仮設工事の代表的な設備として足場が挙げられ、共通仮設工事では現場事務所や資材置き場などが挙げられます。

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2.大規模修繕での「直接仮設工事」とは?足場の必要性

2.大規模修繕での「直接仮設工事」とは?足場の必要性

マンション大規模修繕工事に限らず、直接仮設工事といえば「仮設足場」になります。
ただし、仮設足場もただ設置するだけでは作業員や第三者に対して安全上問題があるので、足場に関連した以下の安全・養生対策も直接仮設工事に該当します。

足場の安全・養生対策

・飛散防止養生シート
・落下防止ネット
・転落防止用の巾木および開口部養生
・侵入防止柵 など

以上の設備を含めた仮設足場が直接仮設工事になります。

2-1.仮設足場が必要な理由

仮設足場が必要な理由は、メインとなる外壁などの下地補修工事やタイル補修工事、塗装工事、左官工事などの工事を安全かつ正確に進めるためです。

足場から作業員が転落する事故を聞いたことがあると思いますが、足場の組立では作業員が安全に作業を行えるように考慮する必要があります。また、塗料や粉塵などが飛散すれば様々な方面に迷惑がかかるので、上記でご紹介した安全・養生対策は大規模修繕工事では必須になります。

安全で作業しやすい足場を設置することで、メインとなる様々な補修工事の仕上がりの精度も上がるため、工事全体の品質が確保できるようになるのです。

2-2.大規模修繕での足場の種類とメリット・デメリット

仮設足場と一言でいっても様々なタイプの足場があります。
マンション大規模修繕では、中低層マンションとタワーマンションなどの超高層マンションで設置される足場の種類が異なります。

中低層マンションの仮設足場

・枠組足場
・クサビ式足場(ビケ足場)
・単管足場

超高層マンションの仮設足場

・移動昇降式足場
・ゴンドラ足場

以上のように、マンション大規模修繕での仮設足場には5種類のタイプがあります。
ここからは、それぞれの仮設足場の特徴とメリット・デメリットを簡単にご説明いたします。

2-2-1.「枠組足場」の特徴とメリット・デメリット

仮設足場の中でも最もオーソドックスな足場です。
施工高さは原則地上45mまで可能になっていますが立地環境で異なります。

鋼管を門の形に溶接した建材にジャッキベース、交差筋交い、鋼製布板を組み合わせて組み立てるタイプの足場になります。
十分な強度を有する門型の建枠に、交差筋交いと鋼製布板を組み合わせることで安全性・耐久性に優れた足場が設置できます。

枠組足場のメリット

・組立・解体が容易で工期が短い
・強度が強く耐久性に優れている

枠組足場のデメリット

・機能的な面で問題はないが費用が他の足場よりも少し割高になる


2-2-2.「クサビ式足場」の特徴とメリット・デメリット

クサビ式足場は正式には「クサビ緊結式足場」になります。

支柱鋼材に一定の間隔で「コマ」と呼ばれる緊結部を付いており、このコマと手摺材などの鋼材を、クサビ(凹凸金具)を用いてハンマーなどで打ち込みながら組み立てる足場です。施工高さは31m以下の建物で利用され、中低層マンション向けの足場になります。

クサビ式足場のメリット

・組立・解体が容易で工期が短い
・見た目のイメージよりも強度が強く耐久性に優れている
・狭いエリアや傾斜地でも設置が可能

クサビ式足場のデメリット

・組み立てるときハンマーで叩く音が周囲に響く

2-2-3.「単管足場」の特徴とメリット・デメリット

単管足場は、直径48.6mmの「単管」と呼ばれる鉄バイブを組み合わせて組立てる足場になります。
単管同士をブラケットと呼ばれる金具で噛み合わせ、ボルトを締めて組立てていきます。

単管足場の設置は縦横の幅がある程度自由なので、枠組足場が設置できないような狭い場所での工事でよく使われます。

単管足場のメリット

・狭い敷地でも容易に設置できる
・比較的高い建物でも設置できる
・足場解体後の単管が再利用できる

単管足場のデメリット

・単管が重く工期が長くなるためコストがかかる
・足場板がないため安全性が低い

2-2-4.「移動昇降式足場」の特徴とメリット・デメリット

タワーマンションなど高層の建物の工事で利用される足場になり、中低層マンションでも設置できます。

地上から建物に沿って鉄製のレールを設置してそのレールに合わせて足場を組み、工事の進捗に合わせて足場を上下して工事を行う工法です。工事の進捗に合わせて足場が上下するので、ほかの足場のように養生シートで全体を覆う必要がなくなります。

移動昇降式足場のメリット

・足場が上下するので作業中の階層以外はストレスを感じないほか景観を損ねない
・足場の設置スペースが不要
・第三者の侵入が不可能

移動式足場のデメリット

・機能面では問題ないがコストが高い

2-2-5.「ゴンドラ足場」の特徴とメリット・デメリット

ゴンドラ足場は、建物の屋上からワイヤーロープで吊り下げたゴンドラを電動で昇降させながら工事を行います。
移動式昇降足場のように、養生ネットで覆う必要がなくなるので居住者に対してストレスを与えず、マンションの景観を損ねることもありません。

ゴンドラ足場のメリット

・足場の設置スペースが不要
・設置が容易で工期が短い
・マンションの景観が保たれるとともに第三者の侵入が不可能

ゴンドラ足場のデメリット

・マンションの形状によってはゴンドラが設置できない
・強風のときは危険なので作業できない
・補修箇所を第三者が確認できない

以上、5種類の仮設足場の簡単な特徴とメリットおよびデメリットをご紹介しました。
マンションの立地条件に合わせていずれかの仮設足場が設置されますが、一般的には中低層マンションでは「枠組足場」、高層マンションでは「移動式昇降足場」が採用されています。

2-3. 足場の設置なし!「無足場工法」とは?メリット・デメリットを解説

ここまでマンション大規模修繕に伴って設置する、足場の種類や特徴をご紹介しましたが、足場を設置しない「無足場工法」はご存知でしょうか?

文字通り足場を設置せずに工事を行う工法ですが、無足場工法を利用することで居住者の負担が軽減できるほか、コスト削減にも貢献してくれるのです。

そこでこの項では、無足場工法の特徴を簡単に説明したうえで、利用するメリット・デメリットについてご紹介します。

2-3-1. 「無足場工法」とは?ゴンドラなどを利用する工法

マンション大規模修繕では外壁改修を行うため、基本的に足場を必ず設置しますが、最近は「無足場工法」で各種修繕工事を行うケースが増えているといいます。

その無足場工法では、主に以下の2種類の足場が使われます。

無足場工法の種類

  • ロープ
  • ゴンドラ

それぞれの工法の特徴を簡単に説明すると、まず「ロープ」を使った無足場工法は、マンションの屋上にロープを固定したあと、作業員がフルハーネスを装着したのち、ロープにぶら下がってレスキュー隊のように外壁工事を行う工法です。

「ゴンドラ」は前項でご紹介した通り、マンション屋上にゴンドラを設置したのち、ゴンドラを昇降させながら外壁工事を行う工法になります。

いずれの工法も基本は、マンション屋上にロープおよびゴンドラを設置して外壁工事を行うため、足場を設置する必要がなくなります。

ただしマンションの形状によっては、無足場工法が利用できないケースもあるので、全てのマンションで利用できる訳ではないことは、理解しておきましょう。その無足場工法が利用できない代表的なケースとして、屋上が傾斜もしくは三角屋根になっているマンションでは、屋上にロープやゴンドラが設置できないため、無足場工法は利用できません。

2-3-2. 無足場工法のメリット・デメリットとは?

無足場工法について、何となく作業風景がイメージできた方もいると思いますが、実際に無足場工法を利用したときの、メリットおよびデメリットをご紹介します。

最初に無足場工法を採用するメリットを紹介すると、大きく以下の5つのポイントが挙げられます。

無足場工法のメリット

  • コスト削減
  • 工事期間の短縮
  • 足場が組めない場所でも利用可能
  • 居住者の負担軽減
  • 防犯面の不安解消

まず足場を設置する場合、工事費全体の2割程度が足場の設置費として、必要になります。 そこで、無足場工法を利用すれば大幅に設置コストが軽減できるほか、足場の設置および撤去が不要になるため、工事期間の短縮にも繋がります。

さらに、建物と建物の間が狭く足場が設置できないなどのケースでも、無足場工法なら少しのスペースで設置して作業が行えるのです。

また、足場を設置してしまうと室内への日差しや風通しの妨げになるため、居住者にストレスを与えてしまうほか、足場から第三者が侵入して空き巣被害に遭うなどの、防犯上のリスクも高くなります。

それが無足場工法は足場を設置しないため、居住者のストレスが軽減できるだけでなく、第三者が足場を伝ってバルコニーなどに侵入する心配もなくなります。

次に無足場工法のデメリットをご紹介しますが、大きく以下の3つのポイントが挙げられます。

無足場工法のデメリット

  • 施工後の確認ができない
  • 規模の大きなマンションでは利用不可
  • 安全面で不安

まず外壁工事の施工が完了したあと、第三者が確認できないのが一番のデメリットになります。 足場を設置していれば、第三者が作業完了後に足場上で確認できますが、無足場工法は作業員しか施工場所に行けないため、第三者が施工品質などのチェックができないのです。

ただし、施工業者では施工前と施工後の工事記録写真を撮影するので、写真上では確認できます。しかし、実際に施工品質のチェックをすることはできません。

また、無足場工法は説明している通り、ロープおよびゴンドラを設置したのち、作業員が昇降しながら作業を行うため、一度に作業できる範囲が限られてしまいます。

そのため規模の大きなマンションでは、足場を設置した方が作業効率的に良くなるほか、屋上から作業員が吊り下がっている状態なので、安全面で不安があります。ただし、無足場工法を請け負う業者では、独自の安全マニュアルを作成したうえで、細心の注意を払って作業しているので、落下する危険はほとんどないと言われています。

以上、無足場工法のメリット・デメリットをお話ししましたが、まずは依頼する施工業者に、無足場工法が可能かどうか確認する必要があります。そこで、可能ということならコンサルタントを交えて、無足場工法も検討してみてはいかがでしょうか。

2-4. タワーマンションの大規模修繕は足場計画が難しい!

タワーマンション、いわゆる超高層マンションでも一般的に、12年前後の周期で大規模修繕工事が行われています。

そのタワーマンションの大規模修繕は、一般的なマンションよりも足場を含めた仮設計画が難しいと言われています。 その大きな理由は、高層であるのはもちろん、オリジナリティに富んだ個性的な外観をしているからです。

多くのマンション大規模修繕では一般的に「枠組足場」を設置しますが、30階以上のタワーマンションになれば、軒高が90mを超えるため枠組足場は設置できません。枠組足場は通常20階程度まで設置できるといわれていますが、30階ともなれば設置できないのです。

2-4-1. タワーマンションは仮設計画を含めて様々な工夫が必要

「一般的な枠組足場が設置できないなら、どんな足場を設置するのか?」と疑問が浮かんできますが、タワーマンションの大規模修繕では、以下の2種類の足場が採用されています。

タワーマンションの大規模修繕で利用される足場の種類

  • ゴンドラ
  • 移動昇降式足場(リフトクライマー)

タワーマンションでの大規模修繕では、前項までにご紹介した2種類の足場が広く使われていますが、建物の形状が個性的なので、その他にも様々な工夫が必要になります。

例えば、埼玉県川口市にある『エルザタワー55(55階建て高さ185m)』で行われた大規模修繕では、1階~6階は「枠組足場」・7階~50階は「移動昇降足場」・51階~55階は「ゴンドラ」というように、外観の形状に合わせて設置する足場が異なっていたそうです。

ほかのタワーマンションも同様に、低層階は枠組足場、高層階は移動昇降足場もしくはゴンドラというように、足場を含めた仮設計画には様々な工夫が必要になります。

2-4-2. タワーマンションは工事費が高いうえに工期も長い

次にタワーマンションでの大規模修繕は、一般的なマンション大規模修繕よりも工事費用が高くなるとともに工期も長くなります。

まず工事費用に関して、タワーマンションの大規模修繕では、ほぼオリジナルの足場を含めた仮設、および工事計画が必要になります。そのため、一般的なマンション大規模修繕の費用目安「一戸当たり75万円~100万円」の、1.5倍~2倍「一戸あたり112万円~200万円」程度の工事費用が必要になると想定されます。

また工期に関しても、上記で説明した通り建物の形状に合わせて工区に分けられ、足場を含めて、工法を変えながら工事が進められるため、一般的なマンション大規模修繕よりも必然的に、工期が長くなります。

このタワーマンションの大規模修繕に関してはタワーマンションでの大規模修繕のポイントは?工事の難易度が高い!こちらで詳細に説明しているので、タワーマシンョンにお住まいの関係者の方やこれから購入を検討している方は、参考として合わせてご覧ください。

3.大規模修繕での「共通仮設工事」とは?

3.大規模修繕での「共通仮設工事」とは?

共通仮設工事は工事というよりも工事を円滑に進めるために設置される設備を指します。
仮設足場以外に工事期間中に必要になる仮設の設備になり、足場以外の安全対策費も共通仮設費になります。

3-1.マンション大規模修繕での一般的な共通仮設の種類

そこで、実際どんな設備が共通仮設になるのか?
ここでは、一般的なマンション大規模修繕工事で設置される設備を紹介していきます。

マンション大規模修繕での一般的な共通仮設

・現場事務所(机、椅子、電話、FAX、コピー機、パソコン、インターネット接続など含む)
・作業員休憩所(長机、パイプ椅子、手洗い場などを含む)
・工事用水道・工事用電気の引き込み
・作業員用の仮設トイレ(臭い防止のため水洗トイレ)
・工事用の資材置き場
・工事用掲示板
・産業廃棄物の集積場(コンテナ)
・安全、防犯対策費(ガードマンや防犯カメラ・センサーの設置)
・マンション内の各所養生(マンション内の床面・壁面養生、エレベーターカゴ内養生など)
・その他(居住者用の洗濯機および乾燥機、駐車場の車専用養生シートなど)

マンション大規模修繕では概ね、以上の設備が一般的に設置されますが足場のように直接工事に関係する設備という訳ではなく、どちらかといえば間接的に工事に必要になるのが共通仮設になります。

もちろん、マンションの敷地の広さなどで設置される設備は変わってきますが、共通仮設は基本的に工事費に含まれます。
そのため、マンション内の空き部屋や集会場などを現場事務所や資材置き場として提供すれば、その分の工事費は削減できます。

ただし、工事用の電気に関しては、工事用の電気を別に引き込んで使用するのか、マンションの共用分電盤から分岐させて使用するのか。また、使用した電気料金はマンションと施工会社のどちらが支払うのかといったポイントは事前に取り決めておく必要があります。水道に関しても同じように費用不足などは話し合っておきましょう。

4.大規模修繕での仮設工事と仮設足場の費用相場

4.大規模修繕での仮設工事と仮設足場の費用相場

ここまで仮設工事の直接仮設と共通仮設について特徴などご紹介しましたが、仮設工事にどれくらいの費用が必要になるのか気になると思います。

4-1.仮設工事の費用相場

マンション大規模修繕工事の全体の工事費用は、「1戸当たり75万円~100万円」と言われています。
そこで、仮設工事はどれくらいの比率を占めるのか?について先に言っておくと仮設工事が最も工事費の比率は大きくなります。

こちらは国土交通省が公開している「マンション大規模修繕工事に関する実態調査」の中で紹介されています。「大規模修繕工事の全体工事内訳・工事金額」の「工事金額の内訳」を見ると、以下のような結果になっています。

マンション大規模修繕での各工事費の割合

・仮設工事:19.2%
・外壁塗装:17.3%
・床工事:11.5%
・屋根防水:10.5%
・給水設備:6.9%
・外壁タイル:6.7%

(参照:国土交通省|マンション大規模修繕工事に関する実態調査)
https://www.mlit.go.jp/common/001234283.pdf

このようにマンション大規模修繕の工事費全体の約2割を仮設工事が占めており、全体の工事費が「1戸当たり75万円~100万円」であれば「一戸あたり15万円~20万円」が仮設工事に必要だと想定されます。

4-2.仮設足場の費用相場

先程、マンション大規模修繕での仮設工事費は「一戸あたり15万円~20万円」と紹介しましたが、その仮設工事の中で最も費用がかかるのが「仮設足場」です。

2の項で仮設足場の5種類のタイプをご紹介しましたが、1m2あたりの単価は採用する足場のタイプや施工業者、立地環境によって異なりますが、通常1m2あたり800円~1,000円程度が相場。そのほかに、養生シートや飛散防止ネットなどの安全対策費用として1m2あたり200円程度が必要になります。

合わせると、仮設足場の設置費は1m2あたり1,000円~1,200円程度が相場だと考えられます。
あくまで想定範囲の相場なので、施工会社の見積書を確認して、あまりにも高い単価で算出しているときは根拠を追求するようにしましょう。

5.まとめ

マンション大規模修繕工事に限らずどんな工事でも仮設工事が行われます。

その仮設工事は大きく「直接仮設工事」と「共通仮設工事」に分類され、直接仮設工事は安全対策のための養生シートなどを含めて仮設足場を指し、共通仮設工事は間接的に工事に必要になる設備や施設を指します。

マンション大規模修繕の仮設工事は、全体の工事費用に対して2割程度が必要になり、全体の工事費が「1戸当たり75万円~100万円」であれば「一戸あたり15万円~20万円」が仮設工事に必要になります。

このように仮設工事と一言でいっても高額な工事費が必要になるので、仮設足場の単価を含めて施工会社の見積書はしっかり確認しましょう。

また仮設工事を行う際には、大規模修繕工事でよくあるトラブルに注意が必要です。代表的な4つのトラブルをまとめてみましたので、是非以下リンクからご確認ください。

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