大規模修繕だからこそ居住者様に満足してもらえるサービスを──株式会社日装

住所者様に満足してもらえる大規模修繕サポートとは何か

大規模修繕工事を行っている施工会社の代表インタビュー特集。

今回は東京都新宿区に拠点を構え、過去に3,000棟以上の大規模修繕工事に携わった実績を持つ株式会社日装の代表者である有澤秀久様にインタビューを行いました。

このページの目次

全くの別業種からこの業界に入ったからこそ見えてきた課題

―創業から60年を迎える株式会社日装ですが、有澤社長はどういった経緯でこの業界に入ったのですか?

 

現在私が代表をしている株式会社日装は父が創業した会社なのですが、実はもともと会社を継ぐつもりはなく、社会に出てからは全く別の業界で働いていました。それからしばらくして、叔父である先代の社長から「家業を継いで親孝行しないのか」と言われ、その際に周りの苦労話を聞いて実家に戻る決意をしました。

―今までとは全く違う業界で戸惑いとかはありましたか?

この会社に入るまでは金融関係の仕事をしていたので、決まりや時間に対してはすごく厳しかったのですが、初めて現場に入った時に職人さんが決まった時間に来ない、ということがあり非常に驚きました。当時は先輩社員から「こういうものだよ」と言われましたが、それでは駄目だと思い、職人さんと頻繁にやり取りを行い、時間や作業工程を確認しながら施工管理を行うようになりました。

また、現場に立つ中で実際に職人さんがやっている仕事を自分でも経験させてもらい、当たり前のようにやっている仕事も実は難しく技術がいる仕事なのだということが分かり、職人さんをより尊敬するようになり、信頼関係を築いていけるようになりました。

業界では非常に珍しい「サポート介助士」の資格

―大規模修繕を行う上で、大事にしていることって何ですか

マンションの居住者さんに対しての対応ですかね。大規模修繕工事というのはマンションにお住まいの方がいる状態で行う工事です。日中にいらっしゃるのは奥様や小さいお子さんが多いため、あいさつや身だしなみに気を付けてさわやかな雰囲気の対応を心がけるよう社員と現場の職人さんにも徹底して指導しています。

―社員の教育には特に力を入れてらっしゃるのですね。具体的にはどういった教育をされていらっしゃるのですか?

現場作業に関わること以外にも、AEDや人工呼吸など医療面の研修など不測の事態にも対応できるようさまざまな経験をさせています。
また、弊社の社員は「サービス介助士」という資格を現場の社員にはもちろん、事務担当の社員を含めて全員に取らせています。

―サービス介助士の資格とは?

主に年配の方や身体の不自由な方に対して、その場で適切な対応、サポートができるようになるために学ぶ資格です。

―なぜこの資格を取得させるようになったのですか?

大規模修繕工事を2回目、3回目と複数回行っていくマンションが増えていく中で、そこに住まわれている居住者さんも年を重ねてご高齢になる方が住んでいらっしゃる現場を担当することも増えてきました。そういった方々に我々も何か恩返しができないかと先代の社長が考えていたところ、このサービス介助士という資格があることを知ったそうです。

実際に年配の方や身体の不自由な方が普段どのような状態で生活しているのかを実際に研修を通して体験することで、相手の立場を理解することで自分がサポートする際にどんな対応をすればよいのかを学ぶことができます。

この資格取得の際の経験のおかげで、実際にエレベーターの工事があった際には、社員が困っているご婦人に対してさっと背中を出して、そのままおんぶして4階まで上がっていってすごく喜んでいただけたということもあったそうで、居住者さんが困っているときに素早く対応できるようになりました。
年に一回研修を受けたり、闘病された経験のある方の講演などを聴いたりして常に意識できるように定期的に勉強の機会を設けています。

コロナ禍でも自分たちにできることを

―現在、世界中で新型コロナウイルスへの対策が行われていますが、会社としてどのような取り組みを行っていますか?

時差出勤を取り入れたり社内でも間隔を空けて作業することを意識したり、社内向けにコロナウイルスが流行している現在の日本の状況が戦後やリーマンショックショックよりも大変なんだということを周知するための研修をリモートで行いました。
現場を持っている社員にも時間をもらって、今自分たちがどういう状況に立たされているかというのを改めて認識して気を引き締めるために行いました。

マンションの管理組合さんや管理会社さんとの話し合いも密な状態になってしまうので、なるべく避けて、お客様のご要望に合わせています。その代わり、お電話やメールで連絡を取って再開したらいつでも動けるように準備をしています。

また、世間が大変な状況ではあるので、新規顧客の獲得について現在は積極的には行っておりません。その代わり、弊社は過去に3,000棟を超える物件の修繕工事に携わってきたので、以前に大規模修繕を行ったマンションの定期点検や2回目3回目の修繕工事の提案など既存顧客に対してのアフターケアに今は力を入れています。

大規模修繕という仕事は建設業である前にサービス業なんです

―大規模修繕工事を会社としてどのような思いで行っているのかお聞かせください。

我々は1つ1つの仕事に真摯に向き合って、絶対に嘘はつかない、もしクレームが来た場合には会社が潰れてもいいから絶対に対応する、という精神でやっています。

創業者である父が「我々の原点は建設業ではあるが、サービス業でもある。建物をつくるだけではなく、住んでいる方々の生活を維持していくことが大切だ。」と言っていたんです。この言葉を胸にマンションに住んでいる方々にしっかりとした住環境を提供する、それに恥じない仕事をすることが我々の使命だと思って今後も大規模修繕工事に取り組んでいきたいと思っております。

インタビュー会社情報

nisso

会社名:株式会社 日装
事業所:東京都新宿区新宿2丁目13番12号 住友不動産新宿御苑ビル
WEBサイト:https://www.nisso-x.co.jp/

株式会社 日装の詳細を見る

インタビュアーの紹介

株式会社 エフ・コネクト 大石 夏樹

2017年に運営会社である株式会社エフ・コネクトに入社。
さまざまなメディアで200社以上に対して営業を経験し、大規模修繕支援センターではインタビュアーとしても活動。

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