広島県の大規模修繕でよくある相談お問い合わせ&トラブル事例
広島県は中国地方の瀬戸内海に面し、中国・四国地方で最も人口の多い都市である広島市を有しています。安芸と備後の二つの地域に分けられており、文化的に違いも見られます。
広島県のマンションは、県庁所在地であり中国地方で最大の人口を持つ広島市や重工業が栄える工業都市である福山市、瀬戸内海に面している呉市など各地に存在しています。
マンションは完成した当初は綺麗ですが、月日の経過とともに経年劣化や損傷などがどのマンションでも目についてきます。特にメンテナンスや手を施さなければ老朽化が進んでいきます。
広島県は安芸地域は季節風により複雑な気候ですし、備後地域は冬でも晴天の日が多かったりと県内でも気候が変わってきます。
そこで行われるのが「大規模修繕工事」になります。
しかし、マンションの管理組合は「どこに依頼したら良いのか?」「どのような手続きが必要なのか?」がわからないと思います。一生で一番大きい買い物と言われる住まいであるマンションの大規模修繕を何度も経験することは稀なことでしょう。
広島県では、古いマンションから新しいマンションまで幅広くあります。大規模修繕を必要とする築年数のマンションも多くあります。
このページでは、広島県内で大規模修繕を考えているマンションの方へ、他のマンションからの大規模修繕に関する相談お問い合わせ例と、よくあるトラブル事例をご紹介いたします。
このページの目次
1.広島県の大規模修繕工事のお問い合わせ例
大規模修繕工事は、経年劣化によって生じた建物の損傷や不具合を修繕・改修する工事です。
広島県は県庁所在地の広島市には多く建てられています。呉市や福山市、安芸郡にマンションが点在しており、その地域でマンションの大規模修繕が行われます。
そのほか、1990年以前や1990年前半のマンションもあり、大規模修繕の計画を確認する必要があります。
最近は地震に備えるための耐震補強についての問い合わせも増えています。
ここでは広島県の大規模修繕工事に関わる大規模修繕支援センターにお問い合わせを頂いた事例をご紹介します。
1-1.問い合わせ1:工事を施工する時期はいつが良いのか?
1994年完成の6階建てマンションでは、築後15年ほどが経過します。
大規模修繕工事を本格的に計画する時期になっていますので工事をいつ頃行うかを考えていくことになります。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(RC造6階)
建物住所:広島県広島市佐伯区
相談カテゴリー:工事時期、工事の流れ
建物概要:築年数1994年、総戸数25戸
【お客様の悩み】
このマンションは築後15年が経とうとしています。大規模修繕工事を行う時期を計画する段階ですが、どの季節が良いのでしょうか?各地方の季節で作業性が良い時期があると思うのでスムーズに進めたいです。
【大規模修繕支援センターからのご返答】
一般的に梅雨の季節やあまりにも寒くなる時期は工事の進捗がよろしくありません。
外壁の塗装工事がある場合、雨や雪が激しいと塗装の仕上がりに影響が出ることがあります。養生をしながら施工を行わなければならないので仮設工事費用が嵩む事も考えられます。
梅雨の時期ですと、雨がひどいですので作業性もよろしくありませんし、安全管理にも注意が必要です。広島県は各地で気候が違いますのでその地域に合わせた工程管理が必要になると考えます。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
マンションの大規模修繕工事を行う時期は施工会社から見積もりをもらいながら検討して行きたいです。早く工事が終わったほうが入居者の方々も良いですし、安全に進めてもらいたいと考えています。
1-2.問い合わせ2:マンションの屋上の防水はどのくらいの周期で修繕するのか?
大規模修繕工事では屋上の防水工事も行います。防水性能が劣化してくると雨が建物内に侵入してしまいます。
雨の影響で躯体が劣化する事で今後の修繕の範囲が広くなる事も考えられますので注意が必要です。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(RC造9階)
建物住所:広島県広島市西区
相談カテゴリー:屋上防水、工事の流れ
建物概要:築年数1990年、総戸数50戸
【お客様の悩み】
屋上防水工事が計画されていますが、その工事がどの程度必要なのか知りたいです。屋上では外からは見えない部分ですので修繕工事を遅れさせられるなら後回しにしたいです。
【大規模修繕支援センターからのご返答】
屋上防水工事はマンションには必要な工事です。屋上には雨が降ると、雨水が溜まってしまいます。雨やゴミなどが貯まる事で劣化が進んでしまいます。防水性能が劣化する事で屋上から雨が侵入してしまいます。鉄筋コンクリート造のマンションでは、コンクリートの躯体や鉄筋が劣化してくることがあります。時間が経つことで劣化してくる以上に、雨の侵入で劣化してきます。
マンション躯体の耐用年数が短くなってしまいます。
防水工事は10年から15年ほどの周期で行うことが推奨されています。地域によって気候が違いますので年次点検等を通して確認していく必要があります。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
マンションの躯体に影響があることは理解しました。防水性能が落ちると雨が建物内に侵入して雨漏りにも繋がるようなので注意したいです。
1-3.問い合わせ3:マンションのガス設備配管の更新は行うのか?
大規模修繕工事の中にガス設備の更新がありました。設備機器の更新は壊れてから行うと、更新するまでの期間は使用することができなくなる恐れがありますので計画的に行ってください。そのほかに、配管の更新を計画されています。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(RC造7階)
建物住所:広島県呉市
相談カテゴリー:ガス設備、修繕
建物概要:築年数1997年、総戸数67戸
【お客様の悩み】
築後20年以上が経過しているマンションです。ガス供給会社からガス設備の配管を更新するように案内がありました。どのくらいの周期で更新するのでしょうか?
【大規模修繕支援センターからのご返答】
大規模修繕工事の際に設備関連機器の更新も同様に行うことは多いと思います。設備機器の更新は修繕計画に載っていると考えられますが、機器の故障などの不足の自体によって更新する事もありますので注意が必要です。
ガス配管については、古いマンションであれば更新を行ったほうが良いと考えております。見えない箇所で腐食が進んでいる事もありますので注意が必要です。
古いマンションですと、鉄管が使われていることがありますのでメンテナンスが必要になります。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
マンションの管理会社とも相談して行きます。既設の図面などを確認しながら検討して行きたいです。大規模修繕を行う際に同時に行えれば良いと思いますので検討したいです。
大規模修繕支援センターって何をやってるところ?
- 優良コンサルタントや施工会社を無料紹介している
- 専門相談員による無料相談ができる
- 大規模修繕工事についての情報を集約している
大規模修繕支援センターで大規模修繕のことに関してお気軽に相談することが可能
2.広島県の大規模修繕工事で多く見られるトラブル事例
マンションの大規模修繕にはトラブルがつきものです。準備段階から工事が完了するまで期間も長くなりますし、多くの人が関わりますのでトラブルになりやすいです。
ここでトラブル事例を3例ご紹介いたします。
2-1.トラブル事例1:消火器の更新区分
【トラブルカテゴリー】:消火設備、修繕
【建物概要】:広島県広島市西区、築年数1995年、総戸数64戸
【トラブル内容】:
マンションの消防設備点検にて消火器の設置に不備があることがわかりました。
どこが責任を持って設置するのかについてのトラブルです。
消火器を各階の共有部分に設置されています。消火器は10年ほどで交換する必要があるようですが、更新されていませんでした。
誰が更新するのかはっきりしておらず、管理会社で行うと考えていましたが、管理会社では認識していませんでした。
管理会社と協議の結果、管理会社が消火器の更新を行いました。更新の必要な項目は管理会社任せにしないでチェックする必要があります。
2-2.トラブル事例2:外壁塗装の際の電気設備機器の取り外し
【トラブルカテゴリー】:工事の流れ、電気設備、外壁
【建物概要】:広島県広島市東区、築年数1993年、総戸数38戸
【トラブル内容】:
大規模修繕を行う際の電気設備工事でトラブルになりそうでした。
外壁塗装を行なった際に、一部だけ照明器具やコンセントを取り外ししないで塗装をしていたようでした。
照明器具に塗料がついていたり、器具と外壁の境目が塗られていなかったりしていました。施工会社と協議しましたが、一部取り外しを行わないでそのまま外壁塗装を行なった箇所があるようでした。出来栄えだけではなく、一部だけ塗装がされていないとその部分から劣化が進んでくる事も考えられます。
再度、機器を取り外しして塗装をしてもらいました。少しの劣化から範囲が広がっていくことを防ぐことができてよかったです。
2-3.トラブル事例3:施工会社とのトラブル
【トラブルカテゴリー】:施工会社、修繕、トラブル
【建物概要】:広島県広島市西区、築年数2002年、総戸数48戸
【トラブル内容】:
マンションの大規模修繕が始まっています。
修繕工事が始まってから入居者の方々と施工会社で騒音や飛散物について相談が寄せられるようになりました。ベランダに置いてある荷物などにゴミが付着することがあったようです。洗濯物を干している方もいて、苦情の声が寄せられました。
修繕工事が始まる際には、工事内容や工事工程をお知らせしており、荷物を撤去してもらう旨やゴミが待ってくることをお知らせしていました。大規模修繕工事が始まればゴミが舞うことは当然ですし、それで苦情を言われてもどうしようもありません。
事前のお知らせの通りにベランダの荷物を撤去することをお願いしています。ベランダの修繕もありますので荷物があると作業を進めることができなくなりますので、さらに注意喚起を行なっています。
4.大規模修繕支援センターの4つのお約束
5.大規模修繕支援センターのご利用の流れ
5.広島県の大規模修繕対応エリアについて
広島市 / 呉市 / 竹原市 / 三原市 / 尾道市 / 福山市 / 府中市 / 三次市 / 庄原市 / 大竹市 / 東広島市 / 廿日市市 / 安芸高田市 / 江田島市 / 府中町 / 海田町 / 熊野町 / 坂町 / 安芸太田町 / 北広島町 / 大崎上島町 / 世羅町 / 神石高原町 /