大規模修繕工事の増幅器とは
大規模修繕工事の増幅器(ぞうふくき)とは、電気信号を増幅させる装置です。弱い電波や音波を増幅させて強くする装置といえます。増幅器の種類としては、テレビ受信ブースターや音響アンプ、光増幅器などです。Wi-Fiの電波を増幅させる装置も増幅器に含まれます。
このページの目次
1.増幅器のメリット・デメリット
増幅器は様々な場面で使用されています。増幅器のメリットは電波や音声が鮮明になることです。一方で増幅がうまくいかない場合もあります。増幅器のメリット・デメリットを見ていきます。
1-1.増幅器のメリット
増幅器のメリットの一つ目は受信した電波、音声が鮮明になることです。テレビの画像がきれいに映るようになったり、電話の音声が鮮明に聞こえるようになったりと、品質が向上します。電波や音波を増幅し、鮮明にすることが増幅器の最大のメリットです。
増幅器のメリットの二つ目は遠くまで届くようになることです。電波や音波の発信元から距離があると電波などはどうしても弱くなります。このままでは通信の品質が低下してしまうため、増幅器を設置するのです。通常ならば聞こえにくくなるような距離であっても増幅器があることで届くようになります。
1-2.増幅器のデメリット
増幅器のデメリットの一つ目は正確に増幅できない場合があることです。受信状態が悪かったり、受信が弱すぎたりすると正確に増幅することができません。場合によっては増幅器をとりつけても効果が現れない場合もあるのです。正確な増幅ができない場合には、増幅器を増設したり、中継装置を増やしたりして対応します。
増幅器のデメリットの二つ目はより電力が必要になることです。電波や音波を増幅するため電力が必要になります。このため共用部の電気料金が上昇する場合も。多くの場合上昇はわずかですが、ランニングコストがかさむ場合もあるのです。
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2.大規模修繕工事における増幅器のまとめ
高層ビルの影になるような場合、古くはテレビの受信アンテナに増幅器をつけることがありました。マンションでも建設時に電波の調査をすることが求められています。テレビの受信については、今はケーブルなどの有線装置に置き換えられています。現代のマンションやビルの大規模修繕工事で増幅器が問題となりやすいのは、Wi-Fiや携帯電話等の通信設備の整備です。Wi-Fiや携帯電話に関する増幅器については、大規模修繕工事の際に設置する場合があります。コストとの兼ね合いになりますが、増幅器の導入も検討してみましょう。