内断熱(うちだんねつ)

大規模修繕工事の内断熱(うちだんねつ)とは

大規模修繕工事の内断熱(うちだんねつ)とは、建物の躯体(マンションであればコンクリートなど)の内側に断熱材を施工する断熱方法です。
建物を断熱する方法には、躯体の外側から建物を覆うように断熱材を施工する「外断熱」もありますが、日本国内では施工性の良さや工事費の安さから、内断熱が主流になっています。

このページの目次

1. 内断熱のメリット・デメリット

日本国内では一般的な断熱方法となっている内断熱ですが、メリットだけでなくデメリットもいくつかあります。
大規模改修工事の際にはメリット・デメリットの両方を理解した上で、内断熱を採用するか判断することが重要です。

1-1. 内断熱のメリット

大規模修繕工事における内断熱の最大のメリットは、外断熱と比べて工事費が安く済むことです。
建物全体を覆う外断熱は、施工の難易度が高くすべての施工業者がノウハウを持っている訳ではありません。
それに比べ、内断熱は施工が簡単で手慣れた業者が多く、複数の施工業者から見積りを取りやすいため、工事費の安い施工業者を選定しやすいというメリットがあります。
また、使える断熱材が限られている外断熱に比べ、内断熱はさまざまな断熱材が使えるため、予算に応じて断熱材のグレードを選ぶこともできます。
そのほかにも、居住者のメリットとして、エアコンの設定温度に達する時間が短く、電気代を節約できることが挙げられます。

1-2. 内断熱のデメリット

大規模修繕工事の際の工事費を抑えられる内断熱ですが、いくつかのデメリットもあります。
内断熱は躯体の内側で断熱することから、躯体と断熱材の間に湿気がたまりやすく、壁の中で結露が起こることもあります。
こうした湿気が原因となり、断熱材自体の腐食だけでなく、壁の表面にあるビニルクロスなどの仕上げにも染みやカビといった不具合を生じさせてしまう可能性があります。
また、断熱材が湿気を帯び腐食してしまうと、本来の断熱効果が期待できなくなると、エアコンの効くまでの時間が長くなり、結果的に電気代の節約にもつながりません。

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2. 大規模修繕工事における内断熱のまとめ

内断熱は広く知られた断熱方法であり、施工が簡単で手慣れた業者が多く工事費を安く抑えることができますが、その一方で、壁の内部で湿気や腐食がおきやすいというデメリットもあります。
大規模修繕工事で内断熱を使う際には、ただ単に「現状が内断熱だから」という理由だけでなく、こうしたデメリットを理解したうえで判断する必要があるでしょう。

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