大規模修繕工事のテラスとは
大規模修繕工事のテラス(てらす)とは、庭の一部にコンクリートやレンガ等を敷き、住宅から自由に出入できるようにした場所のことです。日本語では縁側やぬれ縁が該当します。テラスは屋根がないことが特徴です。
このページの目次
1.テラスのメリット・デメリット
テラスがなくとも生活には困りませんが、戸建住宅やマンションの1階住居ではテラスが設置されたお宅もあります。テラスを設置するメリットはどこにあるでしょうか。反対にデメリットはあるでしょうか。テラスのメリットとデメリットを紹介します。
1-1.メリット
テラスのメリットの一つ目は広がりが感じられることです。視界がひらけるので狭さを感じなくなります。床面はコンクリートやタイルなのでチェアや植木鉢を置くのにも最適です。
テラスのメリットの二つ目は高級感を演出できることです。何もない地面と比較するとレンガやタイルで装飾されているテラスは高級感を出すことができます。庭の部分は外からも見えるため、きちんと整備されたテラスはとてもきれいに感じられます。
テラスのメリットの三つ目は日々のメンテナンスが楽なことです。テラスは意外とメンテナンスがしやすく、デッキブラシなどで簡単に掃除することができます。雑草が生えることも防ぐことが可能です。
1-2.デメリット
テラスのデメリットの一つ目はマンションの場合、専用使用権が発生することから入居者に負担がかかることです。専用使用権料もテラスを設置した場合は増額することになります。管理組合側も共用部分に該当するため修繕計画に織り込むことが必要です。
テラスのデメリットの二つ目はコンクリートの場合、照り返しがきついことです。庭の多くは南に面しています。真夏の照り返しは相当なものです。タイルやレンガでも同じような現象が起きます。水撒きや日よけが欠かせません。
テラスのデメリットの三つ目は基礎の外側なので軟弱地盤だと沈下する可能性があることです。地盤沈下までいかなくとも建物の基礎ほど強固に作られていません。経年劣化によってデコボコが発生する可能性があります。
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2.大規模修繕工事におけるテラスのまとめ
テラスは共用部分にあたりますが、入居者は自分の庭という意識で利用しています。テラスは専用使用権があるため管理組合の監視の目が届きにくい場所です。定期的な点検を怠ると思わぬ費用が発生することもあります。長期修繕計画に定期点検や修繕を盛り込むことが必要です。