大規模修繕工事の宅配ロッカーとは
大規模修繕工事の宅配ロッカー(たくはいろっかー)とは、宅配ボックスとも呼ばれ、不在時でも宅配便などの荷物が受け取れるようにした鍵つきの収納ボックスのことです。宅配便の受け取り時に不在が多く、宅配ドライバーの負担が大きいことが問題となりました。これを解決するために普及し始めたのが宅配ロッカーです。
このページの目次
1.宅配ロッカーの種類
宅配ロッカーは戸建住宅でも対応できる個人用のものから集合住宅用の大型のものまで多くの大きさがあります。屋内用が一般的ですが、戸建住宅用や集合住宅用の一部は屋外にも設置可能です。中には、ロックはもちろん印鑑をセットして押す機能もある多機能なものも。大きな駅にも設置されるようになり、徐々に一般的になりつつあります。
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2.宅配ロッカーのメリット・デメリット
急速に普及を始めた宅配ロッカー。最大のメリットは不在時でも受け取れることです。一方で誤配達の問題もついて回ります。宅配ロッカーのメリット・デメリットをまとめました。
2-1.宅配ロッカーのメリット
宅配ロッカーのメリットの一つ目は、不在時や在宅時で気づかない場合でも受け取れることです。昼間は働いている人も多く、残業で遅くなることもあります。こんな時に宅配ロッカーがあれば安心。宅配ロッカーに荷物を預ければいつでも受け取ることができます。宅配ロッカーのメリットの二つ目は不審者対策にもなることです。宅配業者を装って犯罪をたくらむ不届き者もいます。宅配ロッカーは人に会うことなく荷物を受けることができるのです。
2-2.宅配ロッカーのデメリット
宅配ロッカーのデメリットの一つ目は冷凍品など宅配ロッカーでの取り扱い不可の品物があることです。現時点で冷凍品対応の宅配ロッカーは多くありません。こうした温度指定のあるものはまだ十分に対応できないのが現状です。
宅配ロッカーのデメリットの二つ目は誤配達の可能性があることです。宅配ロッカーを使うと直接本人を確認することなく配達がされます。このため違う人のところへ配達してしまう可能性があるのです。
3.大規模修繕工事における宅配ロッカーのまとめ
宅配ロッカーはここ数年で普及を始めました。マンションでは限られた共用部分に設置する必要があります。セキュリティ上、設置場所もどこでもよいわけではありません。ですが、今後の居住者のニーズを考えると、これからはマンションでは標準的な設備になることも予想されます。大規模修繕工事の機会に設置について検討すべき課題の一つです。