タキストロン(たきすとろん)とは

タキストロン(たきすとろん)とは

大規模修繕工事のタキストロン(たきすとろん)とは、防滑性塩ビシートのことです。滑りにくいため、水にぬれるような外廊下や階段、ベランダ、屋上などでの利用が想定されます。共用部分の廊下に使用されているデコボコのあるシートを見たことがある人も多いことでしょう。

このページの目次

1.タキストロンの種類

タキストロンは主にベランダや外廊下、階段や屋上の床に貼ることの多い素材です。その種類は柄、凹凸の大きさ、尺によって様々な種類があります。屋上などの完全な屋外での利用から、共用部の玄関や廊下などの完全な屋外ではない場所での利用まで各用途に対応したタキストロンがあるのです。

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2.タキストロンのメリット・デメリット

滑りにくいタキストロンですが、他にはどんなメリットがあるでしょうか。一方でどんな点がデメリットでしょうか。タキストロンのメリットとデメリットについて見ていきます。

2-1.メリット

タキストロンのメリットの一つ目は滑りにくいことです。タイルやコンクリートと違って水にぬれても滑ることが少なくなります。素材自体が滑りにくいこともありますが、表面のデコボコに沿って水が排出されることも滑りにくさにつながっているのです。
タキストロンのメリットの二つ目は耐久性、耐候性があることです。タキストロンは厚みがあるので耐久性に優れています。また、その素材性能から寒暖の差や紫外線に対しても強さを発揮するものです。屋外での使用も想定されることから防滑性能だけでなく、こうした性能も必要となります。

2-2.デメリット

タキストロンのデメリットの一つ目はコストが高いことです。これだけの高性能な素材なのでコストは割高になります。屋内に使われるダイノックシートよりも高コストです。
タキストロンのデメリットの二つ目は施工に技術が必要なことです。これは防水をしなければならないため、特別な技術が必要になります。床に使われることが多いため、空気が入って床が浮かないようにしなければなりません。タキストロンの施工が割高なのは技術が必要だからです。

3.大規模修繕工事のタキストロンのまとめ

大規模修繕工事の際にタイル張りやコンクリートの床をタキストロンへ変更することがあります。また、屋上の張替えにタキストロンで敷き詰めることも可能です。耐久性、耐候性も高く滑りにくいタキストロンは、床に張るには重宝します。工事にあたって床の張替えを検討している場合は、タキストロンはおすすめの素材です。

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