大規模修繕工事のスリーブキャップ(すりーぶきゃっぷ)とは
大規模修繕工事のスリーブキャップ(すりーぶきゃっぷ)とは、外壁面に設けるスリーブ(穴)を塞ぐキャップです。
外壁面のスリーブ(穴)は、主にエアコンの室内機と室外機を結ぶ配管・配線を通すために設けられており、「クーラーキャップ」と呼ばれることもあります。
スリーブキャップはただ単にスリーブを塞ぐというだけでなく、エアコンを使用せずキャップを閉じている際は、雨水の浸入を防ぎ室内の機密性を保つ役割もあります。
このページの目次
1. スリーブキャップの特徴
スリーブキャップは主にエアコンの配管・配線用のスリーブを塞ぐキャップですが、エアコン使用時は取り外された状態のため、スリーブキャップ自体があることを知らないという方もいるかもしれません。
あまり意識されることが少ない部位ですが、いくつかの特徴があります。
1-1. スリーブキャップの特徴1:複数の材質・形状がある
スリーブキャップの材質には、樹脂性・アルミ製・ステンレス製があります。
専門店だけでなく、ホームセンターやネット通販などでも簡単に購入できます。
標準的にアルミ製が使われることが多いですが、耐久性を重視するのであればステンレス製、コストを重視するのであれば樹脂性という選択があります。
またスリーブキャップには「丸型」や「角型」があり、建物外観のデザイン上の理由から、角型やステンレス製を採用するケースもあります。
1-2. スリーブキャップの特徴2:機能上の役割がある
スリーブキャップには、ただ単に外壁に開いたスリーブを閉じるというだけでなく、雨水の浸入や建物内部の機密性を保つ機能上の役割もあります。
特に雨水の浸入に関しては、スリーブキャップの周囲をシーリングで確実に止水し、シーリング自体も適切な時期に更新していくことが重要です。
また、室内の気密性を少しでも向上するため、スリーブに断熱材を詰めてキャップをすることもあります。
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2. 大規模修繕工事におけるスリーブキャップのまとめ
スリーブキャップは、おもにエアコンの配管・配線を通すためのスリーブ(穴)を閉じるほか、雨水の浸入を防ぎ室内の機密性を保つといった機能上の役割もあります。
スリーブキャップにはいくつかの材質・形状があり、大規模修繕工事においては適切なものを採用するほか、キャップの周囲のシーリングを忘れずに行うことが重要です。
また、スリーブキャップはエアコン設置時は外した状態になるため、紛失しないよう一定の保管場所を準備しておくと良いでしょう。