露出防水(ろしゅつぼうすい)

大規模修繕工事の露出防水(ろしゅつぼうすい)とは

大規模修繕工事の露出防水(ろしゅつぼうすい)とは、防水材が露出した状態を完成形とする防水工法のことです。
露出防水は防水材が露出した状態のため、人や物が常時出入りするような場合は強度上のリスクがありますが、メンテナンス程度の出入りであれば問題ないため、多くの施設で使われている工法です。
露出防水は、アスファルト防水・シート防水・塗膜防水などで可能なため、屋根上の使用条件(人・物の出入りの多さ)が合えばほとんどの防水材に対して施工可能な工法となっています。

このページの目次

1. 露出防水のメリット・デメリット

防水工法には、露出防水のほかにも防水材のうえにコンクリートやモルタルを打設して防水材を保護する保護防水があります。
保護防水は、屋根上で常時人や物の出入りがある場合に使われるほか、高い場所からの見栄えに配慮して採用されることもあります。
ここでは、保護防水と比較しながら露出防水のメリット・デメリットについて説明します。

1-1. 露出防水のメリット

露出防水は、保護防水のようコンクリートやモルタルで防水材を覆っていないため、防水材の状態を目視で確認できるという特徴があります。
屋根の劣化状況は日常的な目視点検が基本となるため、目視で状態がわかることはメリットのひとつといえます。
また、保護防水で用いる保護用のコンクリートやモルタルは自重(それ自体の重量)が大きく、建物の構造や耐震性もその重量を見込んだものにする必要があります。
それに対し露出防水では、保護材のコンクリートやモルタルを用いないため、その分の重量を見込む必要がないといったメリットがあります。

1-2. 露出防水のデメリット

露出防水は、保護防水のように防水材が保護された状態ではないため、想定以上の人や物の出入りがある場合、防水材を痛めてしまうというデメリットがあります。
そのため、花火大会やバーベキューなど、屋根上で多くの人が集まるイベントが想定される場合には保護防水としたほうが良いでしょう。

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2. 大規模修繕工事における露出防水のまとめ

露出防水は、目視で防水材の状態確認できることや、保護防水に比べて重量も軽いため、人や物の出入りが少なければおすすめできる工法です。
ただし、大規模修繕工事で露出防水から保護防水に変更する際は、重量が重くなるため建物の構造上問題がないか専門家に検討を依頼する必要があるでしょう。

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