大規模修繕工事のポリッシャー(ぽりっしゃー)とは
大規模修繕工事のポリッシャー(ぽりっしゃー)とは、モーターを使い円形のブラシやパッドを回転させて床の洗浄やワックスの剥離作業を行う機械式の掃除器具です。
ポリッシャーのサイズは手で持って作業できるハンドタイプのものから、清掃業者が使うような床面用の大型のタイプまであり、さまざまな用途に使われています。
建築分野では、特に床面の掃除に使用されることが多く、床面が広いほど効率的な清掃ができるため、病院やオフィスなどの清掃で実際に見たことのある方も多いでしょう。
このページの目次
1. ポリッシャーの種類・選び方
床面の汚れやホコリは放置すると黒ずみになり、部分的な変色や劣化が生じやすくなります。
そのため、ポリッシャーで建物の美観を維持することができれば、汚れから生じる劣化を防ぎ、建物を健全な状態で使用できます。
ここでは、ポリッシャーの種類や選び方について説明します。
1-1. ポリッシャー種類
ポリッシャーには、通常の床面を掃除するタイプとして「スタンダードタイプ」があり、廊下やロビーなどさまざまな場所で使用します。
別のタイプとして、洗浄水(水)を床面に注水しながら洗浄・剥離作業ができる「タンク付きタイプ」があります。
散水作業がいらないため、効率よく作業を進めることができます。
このほかにも階段用のタイプがあり、段差の状況に応じてハンドルの高さを調整できるようになっています。
1-2. ポリッシャーの選び方
50平米くらい(学校の教室くらい)の広さであれば、一般的な大きさである12インチのポリッシャーがおすすめです。
床面に物が多い場合や、固定式の家具がある場合はひとまわり小さい8インチでもいいかもしれません。
それよりも大きな施設であれば、14インチのポリッシャーの方が効率的に作業できます。
逆に小さい規模の施設の場合は8~12インチの大きさでもよいでしょう。
マンションなどで使う場合は、ロビーや廊下、階段等のみが対象となってくるため、8~12インチの階段用のものがあればほとんどのケースでは事足りるはずです。
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2. 大規模修繕工事におけるポリッシャーのまとめ
大規模修繕工事は、外壁や防水改修がメインですが、美観を維持することも建物を健全に使う上で重要なことです。
ポリッシャーはこうした美観を維持するために欠かせることのできない掃除器具であり、建物規模や用途にあったタイプを使用することで効率的に掃除を行うことができるでしょう。