大規模修繕工事のポンプ室とは
大規模修繕工事のポンプ室(ぽんぷしつ)とは揚水ポンプが置かれている部屋のことです。多くのマンションでは屋外や一階に設置されています。大型のマンションで地階がある場合はそこに設けられる場合もあるものです。給水方式には高置水槽式、増圧直結式などがありますが、どの方式でもマンション上階まで水を届ける必要があります。このため揚水ポンプとそれを設置するポンプ室はマンションに必須の設備です。
このページの目次
1.ポンプ室のメリット・デメリット
ポンプ室は普段の生活では縁遠い場所です。目の前を通っても気にしないものです。そんなポンプ室が存在するメリットはどこにあるのでしょうか。また、ポンプ室があることによるデメリットはどこにあるでしょうか。ポンプ室のメリットとデメリットを見ていきます。
1-1.メリット
ポンプ室のメリットの給水には欠かせない施設であることです。高置水槽式にしろ、増圧直結式にしろ、マンションの最上階あるいは屋上の高置水槽まで水を届けなければなりません。そのためにポンプは必要不可欠な装置です。何しろ水は生活に欠かせません。特に夜間はお風呂やシャワーで大量に使用します。そんなポンプを収めておくポンプ室は目立たないものの、重要な場所なのです。
1-2.デメリット
ポンプ室のデメリットの一つ目は受水槽とともにスペースを取ることです。ポンプはマンションが大型になるほど多くの台数が必要になります。小規模なマンションならば共用部分の片隅で済んだものが、多くのスペースを取ってしまうのです。受水槽を設置するタイプでは水槽も要ります。こうした給水設備の設置場所は意外に問題です。 ポンプ室のデメリットの二つ目は騒音問題です。ポンプの設定によっては夜間に風呂などで使用された水を深夜に補給しようとします。その結果、深夜にポンプが稼働してポンプ室に隣接した部屋は上階で騒音が聞こえてしまうのです。入居者にとっては毎日のことなのでポンプの騒音も大きな問題になります。
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2.大規模修繕工事のポンプ室のまとめ
ポンプ室は必要な設備であるものの、騒音問題も抱えています。騒音についてはポンプを静音タイプに変更する、ポンプ室自体に防音対策を施すといった対策が必要です。また、最近のポンプはかつてと同じ性能でも小型化が進んでいます。ポンプの小型化でスペースが余る場合もあるのです。こうした場合は収納スペースと併用することが一般的になります。