変性エポキシ(へんせいえぽきし)

大規模修繕工事の変性エポキシ(へんせいえぽきし)とは

大規模修繕工事の変性エポキシ(へんせいえぽきし)とは、高度の防食性や耐薬品性が要求される用途に使われる塗料の成分のことで、変性エポキシを主成分とする塗料を「変性エポキシ樹脂塗料」といいます。
似た名前の塗料の「エポキシ樹脂塗料」がありますが、エポキシ樹脂塗料が二液型塗料(主材と硬化材を現場で混ぜるタイプ)なのに対し、変性エポキシ樹脂塗料は、変性樹脂を加えた塗料として一液型塗料(現場で混ぜずにそのまま使用できるタイプ)となっています。
大規模修繕工事では、エポキシ樹脂塗料より付着性の高い塗料として、おもに鉄部や錆のケレン時にも使うことができます。

このページの目次

1. 変性エポキシのメリット・デメリット

変性エポキシを主成分とする変性エポキシ樹脂塗料は、防食性や耐薬品性が高い多機能的な塗料であり、エポキシ樹脂に比べ対象物への付着性が高いといったメリットがあります。
その一方で、使える色が限られてしまうことや、変色・色むらが多いといったデメリットもあるため、ここではメリット・デメリットの両方について説明します。

1-1. 変性エポキシのメリット

変性エポキシ樹脂塗料は、施工にあたり塗装の対象面の濡れ性(濡れやすさ)を向上する働きがあり、エポキシ樹脂塗料と比べ塗料の浸透性(染みこみやすさ)が良いというメリットがあります。
また、エポキシ樹脂塗料の持つ機能はそのままに、塗膜自体が柔らかく変性が高いため、下地や旧塗膜への付着性が高いという特徴もあります。
そのため、鉄部や錆のケレン時の適材として、塗装塗替え工事で使われることが多いです。
さらに、1液型塗料という点から現場での塗料の混合工程がないため、実際に作業する職人の技術力に左右されず品質を確保しやすくいこともメリットのひとつです。

1-2. 変性エポキシのデメリット

機能性に優れ、下地や旧塗膜への付着性も高くメリットが多い塗料ですが、使える色が限定されてしまうことや、色の変色・むらがでやすいといったデメリットもあります。
そのため、特に外観のデザインを重視するような建物の場合は、要望に近い色があるか事前に確認しておく必要がるでしょう。

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2. 大規模修繕工事における変性エポキシのまとめ

変性エポキシを主成分とする変性エポキシ樹脂塗料は、機能性に優れ塗装面への付着性が高いというメリットがある一方で、使える色が限られることや変色・色むらが生じやすいといったデメリットがあります。
大規模修繕工事で採用するさいは、事前に使える色を確認したうえで使うと良いでしょう。

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