ガラリ(がらり)

大規模修繕工事のガラリ(がらり)とは

大規模修繕工事のガラリ(がらり)とは、外気の給気・排気を目的とした開口部に設ける金属製のルーバーです。
ガラリは、給気・排熱を必要とする大型の機械設備への給排気から、住宅のキッチンの換気扇からの排気まで、さまざまな用途のために設置されています。
ガラリは「開口部の大きさ」と「ルーバーの間隔」で給排気できる「量」が決まっており、必要な外気の取り入れ量を確保できないと、適正な室内環境とならない恐れがあります。
そのため、大規模修繕工事でガラリを改修する際は、正しい基礎知識を持った上で工事に望む必要があるでしょう。

このページの目次

1. 大規模修繕工事におけるガラリの種類

ガラリの種類は、ルーバーの向きによって「横型、縦型」があり、特に雨水の浸入を防ぎたい場合は「防水タイプ」があります。
ガラリは「外気は通しつつ、雨水は浸入させない」といった機能上の条件があり、状況に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。

1-1. ガラリの種類1:横型ガラリ

横型ガラリとは、ルーバーの向きが横方向(水平方向)のガラリで、規模の大小問わず多くの施設で使用されている標準的な仕様のガラリです。
横型ガラリは、開口率(開口部における外気の通る面積の率)が30~50%であり、縦型ガラリに比べ防水性が高いといった特徴があります。
開口率が50%(半分)以下であり、開口が少ないため一定の防水性が期待できます。

1-2. ガラリの種類2:横型ガラリ

縦型ガラリとは、ルーバーの向きが縦方向(垂直方向)のガラリで、おもに大容量の給排気が必要な際に使われるガラリです。
開口率も最大70%まであり、同じ開口部の面積であれば横型ガラリより多くの外気取り入れが可能です。
縦型ガラリは、開口率が高い分外気の流入が多くなり、横型ガラリより雨水の浸入する恐れが高いといわれています。

1-3. ガラリの種類3:防水ガラリ

近年では、各メーカーの独自の機構により、大きな開口率を確保しつつ防水性能を高めた防水ガラリも登場しています。
コストはかかりますが、既存の開口部の大きさを変えずに、外気をより取り入れたい場合は、選択肢のひとつになるでしょう。

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2. 大規模修繕工事におけるガラリのまとめ

ガラリは、建物の室内環境を整える「給排気」において必要な部位です。
大規模修繕工事でガラリを改修する際は、施工業者からの提案を鵜呑みにせず、「開口率」と「防水性」に着目し、少なくとも既存以上の性能のものにする必要があるでしょう。

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