ドライエリア(どらいえりあ)

大規模修繕工事のドライエリアとは

大規模修繕工事のドライエリア(どらいえりあ)とは、地下室がある建物で、建物の周りの地面を掘り下げて設けた「から掘り」のことです。建築基準法は居室として使う地下室にはドライエリアを設置することを要求しています。

このページの目次

1.ドライエリアのメリット・デメリット

ドライエリアがあると地下室への採光や通風が確保されることがメリットです。一方で地面より低い地階にはドライエリアを通じて雨水が侵入するおそれがあります。ドライエリアにはどんなメリットがあるでしょうか。またデメリットはないのでしょうか。ドライエリアのメリットとデメリットについて解説します。

1-1.メリット

ドライエリアのメリットの一つ目は採光や通風が確保されることです。法律でも地下室にはドライエリアを設けることを定めています。ドライエリアがあることで地上階となるべく近い環境を目指しているためです。通風があることによって地下室の大敵である湿気も防止できます。
ドライエリアのメリットの二つ目は、ドライエリアを作ることで居室としても利用可能になることです。居室として地下室を利用する要件として、ドライエリアの設置が義務付けられています。居室である以上、日光がある程度入ることも必要がありますし、風も取り込みたいものです。

1-2.デメリット

ドライエリアのデメリットの一つ目は水が侵入する可能性があることです。ドライエリアは地面を掘って作るため、地上面よりも低くなってしまいます。このため雨水が侵入しやすい構造です。集中豪雨による洪水も考えられます。ドライエリアを通じて地階が浸水する可能性があるのです。
ドライエリアのデメリットの二つ目はコストとスペースが必要になることです。建物のすぐ脇を掘り返す必要があります。それに伴う建築コストもかかってしまいます。浸水対策のために場合によってはポンプを設置する必要もあるでしょう。一般に地階を設けるには地上階よりもコストがかかるものです。

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2.大規模修繕工事におけるドライエリアのまとめ

都心部では土地が限られているため、戸建住宅でも地階とドライエリアを設ける例があります。マンションでも斜面に建築された建物は法律上地階を有することもあるものです。浸水がドライエリアの弱点と言えます。大規模修繕工事に際しては浸透桝、ポンプなどの浸水対策を重点的に行うことが必要です。

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