脱気筒(だっきとう)

大規模修繕工事の脱気筒(だっきとう)とは

大規模修繕工事の脱気筒(だっきとう)とは、マンションやビルなどの屋上の防水層と、下地のコンクリートとの間に発生した水蒸気を、外に逃がすための筒のことです。

コンクリート造の建物の下地コンクリートには、雨や湿気などの水分がたまっています。一日の温度の変化や日射などにより、たまっている水分は蒸発していきます。その水蒸気が防水層の間に入ると防水層は膨らむのです。防水層が何度も膨らんだり空気が抜けたりを繰り返しますと、もろくなり、雨漏りの原因にもなります。こうした建物の劣化を防ぐために、防水層の膨らみを防止するよう、脱気筒を設置するのです。

このページの目次

1.脱気筒の種類

メーカーによって違いがありますが、脱気筒の種類は、大抵、素材によって分けられています。一般的なものはステンレス製です。ほかに、アルミ製の脱気筒と、塩化ビニール製の脱気筒とがあります。

1-1.脱気筒の種類1:ステンレス製

鉄にクロムを混ぜていくと、さびにくくなっていきます。10.5%以上のクロムが混ざり、非常にさびにくくなった鉄をステンレス鋼と呼びます。ステンレスはさびに強いだけでなく、耐熱性にも優れ、加工しやすいという点も特長です。また、ステンレス製のものは維持管理がしやすいのも魅力のひとつです。

ステンレス製の脱気筒は、通気工法や密着工法など、さまざまな工法に使用できます。

1-2.脱気筒の種類2:アルミ合金製

アルミには軽いという特長がありますが、やわらかいのが難点となるケースも多々あります。そこで、アルミに強度を付与するために、ほかのさまざまな金属を融合させてアルミ合金にしてから製品を作るのが一般的です。

アルミには酸化被膜という膜があり、これが腐食を防ぐ働きをするのですが、とても薄いので、使用状況によっては剥がれてしまう可能性があります。そのため、酸化被膜が剥がれないよう表面処理をするのです。これをアルマイト加工といいます。 脱気筒がアルミ製である場合、アルミ合金をアルマイト加工したものが一般的です。

1-3.脱気筒の種類3:塩化ビニール製

脱気筒が塩化ビニール製である場合、キャップの部分はステンレス製で、ベース部が塩化ビニールです。塩化ビニールは耐久性に優れ、耐用年数は50年以上とも言われています。塩化ビニール製の脱気筒は、塩化ビニールシートとの相性がよく、接着性が高まり、結果、防水性が向上します。

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2.大規模修繕工事における脱気筒のまとめ

マンションやビルなど、コンクリート造の建物の劣化は、雨漏りによっても加速します。いくら修繕して外観をキレイにしても、雨漏りしやすい造りのままですと、少したつとまた修繕が必要になってしまいます。ですから、せっかく大規模に修繕をするのであれば、水蒸気を逃がす工夫である脱気筒を付ける、あるいは付け直す事を、必須事項として考えたほうがよいでしょう。

屋上は普段、なかなかメンテナンスしない場所ですので、大規模修繕の機会に、脱気筒を新設する、あるいは経年劣化した脱気筒を取り換えるのは得策です。 今、脱気筒のための費用を惜しまなければ、長い目で見るときに、建物が長持ちし、修繕費の節約になるからです。

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