ブリード汚染(ぶりーどおせん)

大規模修繕工事のブリード汚染とは

大規模修繕工事のブリード汚染(ぶりーどおせん)とは、外壁のひび割れを補修した際の、シーリング剤に入っている可塑剤(かそざい)と塗料とが合わずに、化学反応を起こし外の壁が黒ずむ現象のことをいいます。可塑剤が徐々に塗装面に出てきて塗装表面がべたつき、そこに汚れが付着することによって起こるので、可塑剤移行とも呼ばれます。
(ちなみに可塑剤とは、シーリングを柔らかくするための材料のことです。)

ブリード汚染は、知識のない業者がシーリング剤と塗料との相性を考えずに塗装した結果で表れるケースが多いのですが、1回目に塗装を頼んだのとは別の業者に、2回目の塗装を依頼した場合に、前回塗装した塗料との相性が合わずに、ブリード汚染が生じるというパターンもあります。

ブリード汚染を防ぐためには、ノンブリードタイプのシーリング剤を使うのが一般的です。しかし、中にはシーリング剤をノンブリードタイプにしても、上に乗る塗料との相性が合わず、ブリード汚染が生じる結果になることもありますので、塗料の知識のある業者に頼む必要があるでしょう。
また、ノンブリードタイプのシーリング剤を使わない場合、逆プライマーやブリードオフプライマーといった、ブリード汚染を防ぐ下地を塗ってからシーリングをする方法もあります。

このページの目次

1.大規模修繕工事におけるブリード汚染のまとめ

ブリード汚染は建物の寿命にはさほど影響しないかもしれませんが、明らかにマンションの美観を損ないます。大規模修繕工事の目的は、防水処理などで建物の寿命を延ばすことのみならず、美観を保ってマンションの資産価値を高めることにもあります。外壁のところどころに、ひびに沿った形で黒ずんだブリード汚染をそのままにしていては、「管理が行き届いていないマンションである」という印象を与えてしまうでしょう。

大規模修繕工事は10年以上のスパンで行われることが多いのですが、その10年の間に、さまざまな建築用品が開発されていきます。ブリード汚染におけるノンブリードタイプのシーリング剤も、そのひとつです。新しく開発された製品を使用すれば、それだけ建物はきれいになりますし、長持ちもします。

大規模修繕工事の際に、新しい製品を使ってブリード汚染の箇所も修繕し、マンションの見た目を美しくして、住民の方たちとともに、ぜひとも気分をさわやかにしましょう。

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