大規模修繕工事のバルコニーとは
大規模修繕工事のバルコニーとは、建物本体から張り出し、手すりや柵を配置した台床のことです。ベランダが庇や屋根があるものに対して、こうしたものがないものをバルコニーと呼びます。
このページの目次
1.バルコニーのメリット・デメリット
バルコニーはベランダよりも開放的で空間の広がりを感じられるメリットがあります。一方で屋根がないためベランダよりも劣化が早いというデメリットもあるのです。これらのほかにベルコニーにメリットやデメリットはあるのでしょうか。バルコニーについて調べてみました。
1-1.メリット
バルコニーのメリットの一つ目は開放的で部屋の延長のように感じられることです。バルコニーがあるだけで目線が外にまで抜けるため、室内が広く感じられます。似た設備のベランダは屋根があるため、バルコニーほど開放感がありません。
バルコニーのメリットの二つ目はエアコン室外機などの設備が置けることです。バルコニー本来の役割ではなく狭い日本ならではのメリットといえます。室外機の他、古くは温水器等も置かれていました。
バルコニーのメリットの三つ目は避難にも利用できることです。この点はベランダと同様ですが、ベランダよりも開放的なため避難がしやすくなっています。ただしバルコニーはベランダと異なり直上には上階のバルコニーはありません。このため、避難方法はベランダと異なる場合があります。
1-2.デメリット
バルコニーのデメリットの一つ目は日本のバルコニーが狭いことです。マンションの場合、バルコニーと言いつつもベランダと大差のないものが数多くあります。せっかくの開放感も半減してしまいます。
バルコニーのデメリットの二つ目はマンションの場合自分のものではないことです。マンションのバルコニーは共用部分で個人の所有物ではありません。このため使用は管理規約に定めた範囲で行うことが必要です。広いバルコニーの場合は専用使用料を徴収される場合があります。
バルコニーのデメリットの三つ目は屋根がないので劣化が早いことです。ベランダは屋根で風雨から守られているのに対し、バルコニーは露天のため、床面の劣化は早まります。ベランダよりも早いタイミングでの修繕が必要です。
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2.大規模修繕工事におけるバルコニーのまとめ
バルコニーは基本的にはベランダと同様な修繕の計画が必要です。修繕計画に取り入れることはもちろんですが、屋根がない露天のためベランダよりも劣化が早まる可能性があります。雨漏りや床面のチェックは定期的に行い、できればベランダよりも早いペースで補修や更新を行いましょう。