福岡県の大規模修繕でよくある相談お問い合わせ&トラブル事例
福岡県は九州地方の北部に位置ししています。九州では最も人口が多い県です。三大都市圏以外では人口密度が1,000人/km2を超える唯一の県です。福岡県は地域として4つに分かれています。
マンションは、県庁所在地である福岡市周辺や九州の玄関口である北九州市に集中しています。
福岡県は4つの地域があるのでその土地に合わせたメンテナンスが必要になってきます。
マンションは完成した当初は綺麗ですが、月日の経過とともに経年劣化や損傷などがどのマンションでも目についてきます。特にメンテナンスや手を施さなければ老朽化が進んでいきます。
そこで行われるのが「大規模修繕工事」になります。
しかし、マンションの管理組合は「何をしたら良いのか?」「どのような手続きが必要なのか?」がわからないと思います。一生で一番大きい買い物と言われる住まいであるマンションの大規模修繕を何度も経験することは稀なことでしょう。
福岡県では、1990年以前や1990年代に建てられたマンションも多くあり、すでに大規模修繕が行われているマンションもあると考えられます。
このページでは、福岡県内で大規模修繕を考えているマンションの方へ、他のマンションからの大規模修繕に関する相談お問い合わせ例と、よくあるトラブル事例をご紹介いたします。
このページの目次
1.福岡県の大規模修繕工事のお問い合わせ例
大規模修繕工事は、経年劣化によって生じた建物の損傷や不具合を修繕・改修する工事です。
福岡県には福岡市周辺や北九州市にマンションが集中しており、その地域でマンションの大規模修繕が行われます。そのほか、1990年以前や1990年前半のマンションもあり、大規模修繕が済んでいるのかどうかを確認することも重要になります。
最近は地震に備えるための耐震補強についての問い合わせも増えています。ここでは福岡県の大規模修繕工事に関わる大規模修繕支援センターにお問い合わせを頂いた事例をご紹介します。
1-1.問い合わせ1:外壁から雨漏り?
外壁部分からの雨漏りは外壁材料の劣化やシーリング材の劣化によって発生することがあります。シーリング材は外壁材料同士や外壁材料と躯体の隙間を埋めることに用います。 シーリング材にも耐用年数が示されておりますので注意してください。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(RC造8階)
建物住所:福岡県北九州市
相談カテゴリー:外壁、防水
建物概要:築年数1991年、総戸数67戸
【お客様の悩み】
マンションの大規模修繕を数年後に控えております。しかし、その前に外壁周辺から雨漏りが発生しているとの連絡がありました。施工会社に現地確認をお願いしたのですが、修繕計画があるのならシーリングで様子見をすることを提案されました。
【大規模修繕支援センターからのご返答】
外壁の修繕工事を行う周期として、10年から15年という周期が一般的です。この時同様にシーリング材の打ち替えも行います。
シーリング材は外壁材同士の隙間を埋めたり、外壁材と躯体の隙間を埋めるために使います。シーリング材が劣化してくると硬化したり、縮んだりしてしまいます。そのため、隙間が空いてしまうのです。そこから雨が侵入することで雨漏りになってしまいます。
そのため外壁の修繕工事を行う際には、シーリング材も同様に修繕します。一部のシーリング材を直したい場合は雨漏りの発生原因である部分を狙い打って作業することも可能です。
そのため、一部のシーリング材の増しうちで様子見を提案されたのではないでしょうか。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
施工会社とも相談して一度、一部のシーリングの増しうちをおこなってみたいです。それでも雨漏りの症状が止まらなかった場合、修繕工事を早めるなどの対応を取りたいです。
1-2.問い合わせ2:テレビ共聴設備の修繕について
テレビ共聴設備としてテレビアンテナやブースターなどがあります。マンションにケーブルテレビとして引き込みを行なっている場合でもブースターなどの機器は設置されます。 ブースターの個数が多いと作業時間が長くなることもあります。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(RC造11階)
建物住所:福岡県北九州市
相談カテゴリー: TV共聴設備、修繕、老朽化
建物概要:築年数1996年、総戸数64戸
【お客様の悩み】
マンションの老朽化によって計画的に修繕を行なっております。この度、テレビ共聴設備機器の修繕を行います。どの範囲で修繕を行うことが良いのか、テレビを見れなくなることはあるのでしょうか?
【大規模修繕支援センターからのご返答】
テレビ共聴設備を修繕する場合、テレビアンテナやブースターなどの機器類を更新します。その間のケーブルについても更新が必要になることがあります。
多くの場合はケーブルはそのまま利用しますが、古い規格のケーブルの場合は工事費に余裕があれば修繕することをおすすめします。
古いケーブルだとどうしても信号のレベルが落ちてしまいます。ブースターの仕様などで少し余裕を持った仕様になることで工事費用が若干高くなることも考えられます。
ブースターの交換の際にはレベル調整に時間を要することがあります。既存の数値に合わせながら作業を行うと考えられますが、実際に交換してからテレビの映り具合が悪くなることも考えられます。その際は施工会社や管理組合に問い合わせしてみてください。
ブースターを交換しているときはテレビを見ることはできません。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
マンションに住み続けることを考えれば限られた時間のテレビが見れなくても我慢すれば良いですね。修繕内容は管理組合と協議して決めていきたいです。
1-3.問い合わせ3:エレベーターが既存不適格?
マンションなどの建物だけではなく、エレベーターについても技術基準の見直しが行われています。建設当時は建築基準法に対応していても、その後に改正が行われると既存不適格ということになります。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(RC造9階)
建物住所:福岡県福岡市
相談カテゴリー:エレベーター、建築基準法
建物概要:築年数1994年、総戸数65戸
【お客様の悩み】
マンションのエレベーターについて、既存不適格という記載がありました。不適格という言葉に不安がありますが大丈夫なのでしょうか?
【大規模修繕支援センターからのご返答】
建設当時は建築基準法に対応していたエレベーターでもその後に法律改正によって是正が必要なエレベーターとなることがあります。
平成21年9月28日から施行されている改正が大きく関わってきていると考えられます。
その後の定期検査などでも既存不適格という記載があったのではないかと考えられます。
エレベーターの修繕周期は30年程度と言われていますので、この機会に更新を検討されても良いのではないでしょうか?
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
エレベーター修繕の見積もりはエレベーター保守点検会社から管理組合に出ているようです。30年弱のエレベーターで部品等もなくなるようですので、この機会に検討して行きたいです。
大規模修繕支援センターって何をやってるところ?
- 優良コンサルタントや施工会社を無料紹介している
- 専門相談員による無料相談ができる
- 大規模修繕工事についての情報を集約している
大規模修繕支援センターで大規模修繕のことに関してお気軽に相談することが可能
2.福岡県の大規模修繕工事で多く見られるトラブル事例
マンションの大規模修繕にはトラブルがつきものです。準備段階から工事が完了するまで期間も長くなりますし、多くの人が関わりますのでトラブルになりやすいです。
ここでトラブル事例を3例ご紹介いたします。
2-1.トラブル事例1:外壁塗装工事に塗装忘れの部分があった
【トラブルカテゴリー】:施工会社、外壁
【建物概要】:福岡県福岡市、築年数1990年、総戸数87戸
【トラブル内容】:大規模修繕工事を行なった際に、外壁やベランダなどの工事を行いました。その際、部屋用のエアコンが移動されたまま元に戻されていないことがありました。エアコンの配管は長さに余裕があったので接続されたまま移動することができていたようです。また後で作業するのかと思い、放置していたのですが一向に連絡がなかったので問い合わせしてみました。施工会社では戻し忘れていたようですぐに翌日対応してもらえました。
2-2.トラブル事例2:近隣の車に飛散物
【トラブルカテゴリー】:施工会社、外部足場
【建物概要】:福岡県福岡市、築年数1998年、総戸数57戸
【トラブル内容】:大規模修繕工事中に設置されていた外部足場から飛散物があり、近くに停められていた車に傷がついたようです。 管理会社に問い合わせがあったようでした。地域で生活するわけですので、マンション外の方とは関係性を悪くしたくないため、工事予定などを周囲にはお知らせして状況を知ってもらえるようにしていました。
その中でのトラブルでしたが、施工会社で適切な対応をしてもらったので大きなトラブルにはならずにすみました。工事中でのマンション内の方への対応も含めた徹底した安全管理を要望しています。
2-3.トラブル事例3:塗装工事中に部屋で塗装の臭いがする
【トラブルカテゴリー】:外壁、塗装、トラブル
【建物概要】:福岡県福岡市、築年数2001年、総戸数82戸
【トラブル内容】:大規模修繕工事で外壁の塗装工事を行なっていました。外部足場をかけて外壁材料の劣化が進むことを防ぐ狙いでした。しかし、入居者からの問い合わせで窓を開けていると匂いが気になるとのことでした。施工会社には工程管理や注意点などを周知してもらっていました。その際に、窓を開けないようにすることなども記載されていました。
入居者の方々に再度、工事期間中の窓を開けることはやめてもらうように依頼しました。
匂いもそうですが、施工会社としてはプライバシーの問題や盗難などの疑いをかけられる恐れもあるため、入居者の方々に徹底してもらいたかったようです。
4.大規模修繕支援センターの4つのお約束
5.大規模修繕支援センターのご利用の流れ
5.福岡県の大規模修繕対応エリアについて
その他の地域で福岡県内に工事実績のある会社を確認
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