ノンスリップ(のんすりっぷ)

大規模修繕工事のノンスリップ(のんすりっぷ)とは

大規模修繕工事のノンスリップ(のんすりっぷ)とは、おもに階段の踏面(踏み板)の先端に付いている滑り止めのことです。
ノンスリップは、ゴム状のものやステンレス製のものがあり、色や形状もさまざまなものがあります。
公共施設や駅の階段のほか、民間のマンションの共用階段などでも使われているため、見かけたことがある方も多いでしょう。

このページの目次

1. ノンスリップの種類と更新のタイミング

ノンスリップは、階段の先端に付けることで滑り止めを行い、歩行者の転倒・落下などを防ぐ安全上の役割があり、適正な時期に更新をしていくことが重要です。
また、ノンスリップにはこうした機能上の役割のほかに、階段の「デザインの一部」としての一面もあるため、大規模修繕工事あたっては、機能だけでなく見た目(デザイン)についても同時に検討することをおすすめします。

1-1. ノンスリップの種類

ノンスリップの材質は「滑り止め」を目的としており、ゴム製・アルミ製・ステンレス製があります。
標準的(価格と機能のバランスがよい)に使われやすいのはアルミ製ですが、材質として最も滑りにくいのはゴム製です。
ゴム製は滑り止めとしては優秀ですが、乾燥によるひび割れなどの経年劣化が生じやすいといったデメリットがあります。
価格は上がりますが、耐久性と見た目を重視するのであればステンレス製という選択肢もあります。
ノンスリップはこうした材質による種類のほか、「幅」や「滑り止めの突起の形状」、「色」などさまざまなバリエーションがあり、デザイン面の視点をもって選ぶことも重要でしょう。

1-2. ノンスリップの更新のタイミング

ノンスリップは破損やズレが生じると、歩行者の転倒や落下に直結してしまうため、更新のタイミングについては特に気を使いたい部位です。
適切な更新時期を見極めるためには、破損やズレがないか「日常点検」を行うことが効果的です。
日頃からノンスリップの状態を確認し、自らの手で調整(固定ネジの締め付けなど)することで、より良い状態で長く使用できます。
実際の更新にあたっては、階段の床材(塩ビシートなど)の更新と同時期に行うことで、手戻りなく効率的な工事が可能です。

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2. 大規模修繕工事におけるノンスリップのまとめ

ノンスリップは階段の先端にある滑り止めとして、多くの施設で使われている一方で、使用者の安全性を確保する重要な部位でもあります。
更新のタイミングとしては、日常点検の確認結果を参考にするほか、階段の床材と同じ時期に行うと良いでしょう。

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