滋賀県の大規模修繕でよくある相談お問い合わせ&トラブル事例
日本一の面積を誇る湖「琵琶湖」がある滋賀県。琵琶湖周辺にはキャンプ場が点在し、滋賀県でしか見られない景色も楽しめます。
自然を満喫できる滋賀県は、京都や大阪だけでなく、名古屋にも出やすい好立地にあります。マンションが最も多いのは、県庁所在地で交通の便が良い大津市です。また、商業施設が充実した草津市でも、数多くのマンションが見つけられます。
現在、滋賀県にマンションをお持ちの方は、マンションが年々劣化していくことにお悩みではないでしょうか。何も対策を施さないと、マンションの資産価値はどんどん下がっていってしまいますよね。
それを防ぐのが、「大規模修繕工事」です。大規模修繕工事により、マンションの劣化・損傷を補修することで、綺麗な建物を維持できます。
今回は、マンションにとって重要な大規模修繕工事について、事例をもとにご説明します。実際にあった相談・お問い合わせやトラブル事例を確認することで、皆様の大規模修繕工事にお役立てください。
このページの目次
1.滋賀県の大規模修繕工事のお問い合わせ例
大規模修繕支援センターには、大規模修繕工事に関して数多くのお問い合わせが寄せられます。以下では、滋賀県で大規模修繕工事を行った方からのお問い合わせ例をご紹介。事例をご覧いただくことで、大規模修繕工事に対する疑問や不安を少しでも解消していただければと思います。
1-1.問い合わせ1:大規模修繕工事の責任施工方式とは何のこと?
大規模修繕工事の発注には、いくつか方式があるのをご存知でしょうか。
下記は、その中でも「責任施工方式」についてのお問い合わせです。この機会に責任施工方式について学び、大規模修繕工事を行う際の参考にしてみてください。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(RC造14階)
建物住所:滋賀県大津市
相談カテゴリー:工事方式、定義、工事の流れ
お問い合わせ方法:メール
建物概要:築年数2010年、総戸数95戸
【お客様の悩み】
これから大規模修繕工事を依頼しようと思います。知人から、「責任施工方式」のことを聞いたのですが、よく理解できませんでした。
責任施工方式について、分かりやすく教えてください。
【大規模修繕支援センターからのご返答】
責任施工方式とは、大規模修繕工事の設計~工事までを1社のみに発注してしまう方式をいいます。
以下では、責任施工方式のメリットを伝えします。
①工事費用を抑えられる
他の方式では、管理会社やコンサルタントを通して施工会社に発注するため、その分追加で料金が発生してしまいます。
一方で、責任施工方式では施工会社に一任してしまうため、工事費用を抑えることができるのです。
特に戸数が少ない小規模マンションでは、一戸あたりの工事費用の負担が大きくなるため、工事費用を抑えることが最重要課題です。
施行会社を直接選べる責任施工方式で、コストパフォーマンスの高い施工会社を選択できると良いでしょう。
②追加でサービスが受けられやすい
施工会社としっかり信頼関係を築くことができれば、施工面でもメリットが得られます。
例えば、追加工事の無料サービスや、生活面に関するサービスなどを受けられる場合があります。
③大規模修繕工事の自由度が高まる
施工会社によって、得意分野は異なってきます。
責任施工方式では、力を入れたい工事を得意とする施工会社を直接選べるわけです。
大幅にリニューアルしたい場合は、デザインが得意な施工会社を探せば良いですね。
④責任の所在が明確にできる
第三者を間にいれないことで、責任の一元化が可能です。
その分、何かあった場合のアフターフォローも受けやすくなります。
責任施工方式のメリットは多いですが、施工会社と直接やりとりを行う分、管理組合の労力は大きくなってしまいます。
無事工事が完了するまで、適切な監理も行う必要があります。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
責任施工方式がどのようなものか、理解することができました。メリットは沢山ありますが、施工会社をきちんと見極める必要がありますね。
費用が抑えられる分、管理組合に負担がかかるのは仕方ないでしょう。
1-2.問い合わせ2:工事期間中のセキュリティー対策は?
大規模修繕中、仮設の足場が造られることにより、外部から侵入しやすくなります。そのため、空き巣の被害が頻繁に報告されています。
大津市のマンションからは、セキュリティー対策について質問がありました。
【お客様の基本情報】
建物種別:賃貸マンション(RC造15階)
建物住所:滋賀県大津市
相談カテゴリー:ベランダ・バルコニー、トラブル、工事の流れ、不具合
お問い合わせ方法:メール
建物概要:築年数2009年、総戸数130戸
【お客様の悩み】
工事期間中は、仮設の足場から侵入しやすくなり、空き巣が増えますよね。やはり、居住者の安全を守りながら工事を行いたいです。どのようにセキュリティー対策を行っていけば良いのでしょうか。
【大規模修繕支援センターからのご返答】
確かに、大規模修繕工事中は空き巣の被害が起きやすくなってしまいます。これは、仮設の足場が設置されるだけでなく、その足場がシートで覆われるので、侵入されても外から見つかりにくいためです。
大規模修繕工事中のセキュリティー対策として、下記をご提案します。
● 住民へ補助錠を配る
● 工事関係者の判別つくようにする
● 足場の入り口にオートロックなどの防犯ドアを設置する
● 透過性の高いシートで足場を覆う
● 人感センサーを付ける
● ネットワークカメラを取り付け、常時監視する
● 警報システムを取り入れる
以上の対策をいくつか組み合わせると、より防犯効果を高めることができるでしょう。
ただ、防犯対策にあまり費用がかけられない場合もあるでしょう。
まずは居住者の防犯意識を高めるよう、注意喚起を行ってください。
ドアや窓の施錠を徹底したり、留守中に部屋の電気を付けておいたりすることも有効でしょう。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
費用をかければ、様々な防犯対策が可能だと知れて良かったです。
ただ、居住者の防犯意識を高めることが第一ですね。
安心して工事が進められるように、できる限りの防犯対策を取っていこうと思います。
1-3.問い合わせ3:シーリング工事では、どのような作業が行われるの?
大規模修繕工事において、「シーリング工事」という専門用語を聞いたことはないですか。普段は聞きなれない言葉ですが、どのような工事なのでしょう。 以下ではお問い合わせ例をもとに、シーリング工事について解説します。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(SRC造12階)
建物住所:滋賀県草津市
相談カテゴリー:工事方式、外壁、工事の流れ
お問い合わせ方法:電話
建物概要:築年数1999年、総戸数90戸
【お客様の悩み】
大規模修繕工事の内容を確認していたところ、「シーリング工事」という項目がありました。専門知識が無く、どのような工事かイメージがつきません。シーリング工事について、お伺いしたいです。
【大規模修繕支援センターからのご返答】
マンションの外壁コンクリートにはつなぎ目があり、そのままだと隙間から雨水やホコリが入ってきてしまいます。そこで、その隙間にシーリング材を流し込んで埋める作業をシーリング工事といいますシーリング材には、合成樹脂のポリウレタンやシリコーンなど、気密性・防水性・伸縮性が高い素材が使われます。
大規模修繕工事において、シーリング工事は重要な工事の一つです。コンクリートのみでできた建物は伸縮性がないため、気温の温度差による膨張や伸縮、地震には耐えられず、ひび割れを起こしてしまいかねません。その欠点をシーリング工事で補うわけですね。
新築時に充填されたシーリング材は、経年劣化により硬くなり本来の性能を失っていきます。そして、雨漏りなどの深刻な被害が出てしまうのです。
大規模修繕工事では、シーリング工事が含まれているかきちんと確認しましょう。なお、シーリング工事は、屋上やガラス回りなどコンクリートのつなぎ目以外の場所にも施されます。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
シーリング工事の意義や内容が分かって、スッキリしました。建物のひび割れを起こさないためには、シーリング工事が不可欠ですね。もう一度、工事項目にシーリング工事が入っているか確認します。
大規模修繕支援センターって何をやってるところ?
- 優良コンサルタントや施工会社を無料紹介している
- 専門相談員による無料相談ができる
- 大規模修繕工事についての情報を集約している
大規模修繕支援センターで大規模修繕のことに関してお気軽に相談することが可能
2.滋賀県の大規模修繕工事で多く見られるトラブル事例
三重県の大規模修繕工事において、どのようなトラブルが起きているのでしょうか。全国的に、大規模修繕工事ではトラブルが起きやすくなります。トラブル事例を確認することで、問題なく工事が進められるよう対策していきましょう。
2-1.トラブル事例1:エアコンの使用制限で熱中症に!
【トラブルカテゴリー】:電気設備、トラブル、工事の流れ、不具合
【建物概要】:滋賀県草津市、築年数1999年、総戸数54戸
【トラブル内容】:大規模修繕工事中は、エアコンの使用制限ができることがあります。当マンションでもエアコンの使用制限があり、居住者に掲示やチラシなどで案内を徹底していました。しかし、工事の季節は夏。部屋で過ごしていた居住者が、熱中症で倒れてしまいました。
夏場の大規模修繕工事は居住者に負担をかけてしまうのだと反省しました。
2-2.トラブル事例2:工事費用を削らなければ!
【トラブルカテゴリー】:費用、修繕費、積立修繕金、トラブル
【建物概要】:滋賀県大津市、築年数2006年、総戸数202戸
【トラブル内容】:大規模修繕工事を行うために、毎月居住者から積立修繕金を徴収していました。滞納なく積立修繕金を集められていたので、工事費用は足りるだろうと安心していたところ…。見積を出してみたら、積立修繕金だけでは工事費用は賄えませんでした。居住者に負担をかけることもできず、やむなく工事の項目を減らすことで工事費用を削減しました。本来であれば改修なども行いたかったので、工事資金を多目に蓄えておけば良かったです。
2-3.トラブル事例3:トイレの汚水が逆流して、部屋中が悲惨な状態に!
【トラブルカテゴリー】:工事方式、汚水設備、トラブル、不具合
【建物概要】:滋賀県守山市、築年数2008年、総戸数32戸
【トラブル内容】:大規模修繕工事の中で、マンション全体の配管洗浄が行われました。その際に、トイレと洗濯機から汚水が逆流し、部屋中が汚水まみれに。悲惨な事態でしばらく部屋では過ごせなくなってしまいましたし、娘が体調を崩して通院する羽目になりました。
業者からは何の謝罪もなく、今は清掃費用を自己負担しています。施工会社は実績や対応などを参考にして、信頼できる業者か見極めて決めるべきですね。
4.大規模修繕支援センターの4つのお約束
5.大規模修繕支援センターのご利用の流れ
5.滋賀県の大規模修繕対応エリアについて
大津市 / 彦根市 / 長浜市 / 近江八幡市 / 草津市 / 守山市 / 栗東市 / 甲賀市 / 野洲市 / 湖南市 / 高島市 / 東近江市 / 米原市 / 日野町 / 竜王町 / 愛荘町 / 豊郷町 / 甲良町 / 多賀町 /