石川県の大規模修繕工事のお問い合わせ・工事情報のまとめ
海産物や郷土料理など、グルメの宝庫である石川県。県の人口の約4割が暮らす金沢市は、商業施設も充実した人気のエリアです。
また、かほく市は「日本一ママにやさしいまち」を目指し、子育てしやすい環境が整えられています。
そのような魅力的な石川県でマンションを購入した方は、できる限り資産価値を維持していきたいと考えるでしょう。
しかし、マンションは年々老朽化が進み、劣化・損傷していってしまいます。
そこで、なるべく綺麗なままマンションを維持するために行われるのが「大規模修繕工事」です。実際に大規模修繕工事の話を進めていく中で、色々と不明点が出てくるのではないでしょうか。
今回は、大規模修繕工事に対する疑問や悩みを解決するために、石川県の大規模修繕工事に関する事例をご紹介します。これまでのお問い合わせ例やよくあるトラブル事例を知ることで、皆様の大規模修繕工事にお役立ていただければ幸いです。
このページの目次
1.石川県の大規模修繕工事のお問い合わせ例
大規模修繕工事には、建物の損傷や不具合を修繕・改修することで、マンションの資産価値を保つ役割があります。
石川県の大規模修繕工事では、どのようなお問い合わせが多いのでしょうか。下記では、大規模修繕支援センターに寄せられたお問い合わせをご紹介します。確認申請や修繕積立金、外壁塗装についてお答えしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
1-1.問い合わせ1:大規模修繕工事をする際にも確認申請がいる?
マンションを新築する際には、建築確認申請をしなければ建物を建てることができません。大規模修繕工事を行う場合は、関係ないと思っている方も多いようです。石川県金沢市の分譲マンションのオーナー様からいただいたお問い合わせ例を見てみましょう。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(RC14階)
建物住所:石川県金沢市
相談カテゴリー:確認申請、定義、工事の流れ
お問い合わせ方法:電話
建物概要:築年数2007年、総戸数55戸
【お客様の悩み】
マンションを新築した時に、建物確認申請を提出した記憶があります。大規模修繕工事の時期が近づいてきたのですが、何か申請等は必要ですか?あくまで工事だと考え、特に準備などしていなかったのですが…。確認申請が必要な場合の判断基準も知りたいです。
【大規模修繕支援センターからのご返答】
新築時だけでなく、大規模修繕工事を行う際にも確認申請が必要です。
そもそも、大規模修繕工事とは、建築物の主要構造部の1種類以上について行う過半の修繕を指します。主要構造部とは、壁・柱・床・はり・屋根・階段のことで、いずれかにおいて過半の修繕を行う場合は確認申請がいります。
反対に、これ以外の部分の修繕のみを行う際は、確認申請が不要だということですね。
また、確認申請が必要な建物は、以下の通り条件が定められています。
● 特殊建物(劇場・病院・ホテル・学校・百貨店・倉庫など)で、その用途に供する部分の床面積合計が100平方メートルを超えるもの
● 木造の建築物:3階以上、延べ面積が500平方メートルまたは軒の高さが9メートルを超えるもの
● 木造以外の建築物:2階以上、延べ面積が200平方メートルを超えるもの
お客様のマンションの場合、木造以外の建築物で2階以上に該当しますので、確認申請が必要かと思われます。
ただし、大規模修繕工事の確認申請には細かい条件がありますので、必ず建築主事の判断を仰いでください。
「過半」の程度が曖昧な場合や、「主要構造部」に入るか否かの基準がはっきりしないケースがあるためです。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
大規模修繕工事にも、確認申請が必要だとは知りませんでした。
ただ、まず大規模修繕工事に該当するかどうかを確認しないといけないのですね。
一度、建築主事にきちんと判断してもらってから、確認申請の準備を進めていきたいと思います。
1-2.問い合わせ2:修繕積立金で完全に工事費用を賄える?
近年、修繕積立金が不足する事例が全国的に多発しています。そのため、大規模修繕支援センターでも、工事費についてのお問い合わせを頻繁にいただきます。石川県の分譲マンションにおいて、以下のようなお問い合わせがありました。
【お客様の基本情報】
建物種別:分譲マンション(RC造10階)
建物住所:石川県金沢市
相談カテゴリー:費用、修繕費、修繕積立金
お問い合わせ方法:メール
建物概要:築年数2010年、総戸数69戸
【お客様の悩み】
長期修繕計画通りに、毎月居住者に大規模修繕工事の費用を積み立ててもらっていますが、大規模修繕工事は思った以上に費用がかかることを知り、修繕積立金で足りるのか不安です。今のうちに何かできる対策があれば、教えてください。
【大規模修繕支援センターからのご返答】
実は、長期修繕計画はマンション新築時につくられたものなので、正確に大規模修繕工事の費用が計算されているわけではありません。
むしろ、売りやすくするために最低限の修繕費のみを見積もり、修繕積立金を抑えているケースも見られます。そのようなことが引き金となり、全国的に工事資金の不足が深刻化していることが国会でも取り上げられました。そして、2011年に「修繕積立金に関するガイドライン」が発表されたのです。
ただ、お客様のマンションは「修繕積立金に関するガイドライン」が発表される前に竣工されていますので、修繕積立金が十分でない可能性があります。
早目に管理会社などに事前調査を依頼し、現在のマンションの状況から大規模修繕工事の費用を見積もってもらってください。
まだ工事が先であれば、管理会社や管理費用を見直すことで、大規模修繕工事の資金を蓄えることができるかもしれません。
通常、修繕積立金のほかに、居住者から毎月徴収しているのが「管理委託費」です。管理委託費を削減することができれば、その分を修繕積立金に回すことができます。管理会社の変更も選択肢に入れ、一度管理会社に交渉してみてください。実際に年間20%削減し、修繕積立金に加えて毎年200~300万ずつ修繕費の積み立てに成功した事例もあります。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
全国的に工事資金の不足が発生し、「修繕積立金に関するガイドライン」までできたとは知りませんでした。当マンションの修繕積立金の計算方法を確認してみたいと思います。また、大規模修繕工事までに少しでも資金が集められるよう、「管理委託費」も見直してみます。
1-3.問い合わせ3:外壁塗装の人体への影響は?
大規模修繕工事の外壁塗装にあたって、シンナーのような強い臭いを発することがあります。工事には臭いがつきものではありますが、人体への影響が気になる方も多いのでは。今回は、下記の外壁塗装のお問い合わせ例をもとに、対策などを検討してみましょう。
【お客様の基本情報】
建物種別:賃貸マンション(SC造7階)
建物住所:石川県金沢市
相談カテゴリー:外壁、塗装、不具合
お問い合わせ方法:LINE
建物概要:築年数2007年、総戸数52戸
【お客様の悩み】
大規模修繕工事では、外壁を塗装する工程があると思います。塗料は、人体に悪影響を及ぼしますか?塗料に敏感な居住者がいるかもしれませんので、知っておこうと思います。また、悪影響を抑える方法などがあれば、併せてお聞きしたいです。
【大規模修繕支援センターからのご返答】
結論から言うと、塗料にはシンナーが含まれている場合が多く、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、外壁塗装は厚生労働省が作業先任者を義務付けるほど、慎重な作業です。
具体的な健康被害として、吐き気・めまい・睡眠障害・頭痛・月経症・粘膜の不快感などが挙げられます。さらに、長期的に塗料を吸い続けると、不妊症やノイローゼ、シックハウス症候群になる恐れもあります。
呼吸だけでなく、皮膚からも体内に入るため、なるべく塗装現場には近づかないようにしてください。大人よりも赤ちゃんや子供への影響が大きいため、妊婦や子供連れの方には注意喚起していただければと思います。
塗料の悪影響を抑えるために、下記のような対策が取られます。
● 水性塗料を使用する
油性塗料に比べ、臭いが少なく人体への影響も軽減されます。
● マスクを着用する
活性炭入りのマスクがオススメです。
● 窓を開けない
窓を開けると塗料の臭いが入ってきてしまうため、なるべく換気は控えましょう。
【お客様の声(対応後のアンケート内容)】
やはり、塗料は人体に悪影響があるのですね。
大人はよほど近づかなければ大丈夫かと思いますが、赤ちゃんや子供には特に注意していただこうと思います。
対策も知れたので、今後の参考にしていきます。
大規模修繕支援センターって何をやってるところ?
- 優良コンサルタントや施工会社を無料紹介している
- 専門相談員による無料相談ができる
- 大規模修繕工事についての情報を集約している
大規模修繕支援センターで大規模修繕のことに関してお気軽に相談することが可能
2.石川県の大規模修繕工事で多く見られるトラブル事例
長期間に渡って行われる大規模修繕工事には、トラブルがつきものです。実際に起きたトラブル事例を参考に、事前に対策を取りましょう。
以下では、富山県の大規模修繕工事におけるトラブルを3例お伝えします。
2-1.トラブル事例1:給湯器が使えない!
【トラブルカテゴリー】:給水設備、ガス設備、トラブル、業者の選び方
【建物概要】:石川県七尾市、築年数2006年、総戸数42戸
【トラブル内容】:
施行会社がガス管を壊してしまい、別の業者が入も修理することに。不測の事態だったので、お知らせできず給湯器が使えなくなってしまい、クレームにつながりました。費用の安さから実績の少ない施行会社を選んでしまいましたが、後々トラブルになるくらいなら信頼できる会社に依頼すれば良かったです。
2-2.トラブル事例2:工事費用が足りない!
【トラブルカテゴリー】:費用、修繕費、修繕積立金
【建物概要】:石川県金沢市、築年数2001年、総戸数34戸
【トラブル内容】:
大規模修繕工事を進めていたところ、建物の欠陥が見つかり、追加工事が必要となりました。安全にも関わることだったので、工事は必須であるものの修繕積立金は余裕が無い状態…。居住者に説明し一時金を徴収することで事なきを得ましたが、今後は工事資金に余裕を持たせようと思います。
2-3.トラブル事例3:工事内容の確認不足!
【トラブルカテゴリー】:費用、工事の流れ
【建物概要】:石川県金沢市、築年数1992年、総戸数98戸
【トラブル内容】:
工事費用を見直していたところ、覚えのない項目が入っていました。しかし、気付いたのは工事着手後。結局費用を払うしかありませんでした。
事前に指摘できれば工事期間が短縮でき、余分な費用を使わずに済んだのにと後悔しています。
工事内容はしっかりと確認しておいた方が良いです。
4.大規模修繕支援センターの4つのお約束
5.大規模修繕支援センターのご利用の流れ
5.石川県の大規模修繕対応エリアについて
金沢市 / 七尾市 / 小松市 / 輪島市 / 珠洲市 / 加賀市 / 羽咋市 / かほく市 / 白山市 / 能美市 / 野々市市 / 川北町 / 津幡町 / 内灘町 / 志賀町 / 宝達志水町 / 中能登町 / 穴水町 / 能登町 /