大規模修繕工事の分電盤とは
大規模修繕工事の分電盤(ぶんでんばん)とは電線から引き込んだ電気を各戸に分ける装置のことです。各家庭に分けられた電気を各部屋に電気を分ける住宅用分電盤もあります。自宅内で見かける分電盤は住宅用分電盤です。分電盤には漏電ブレーカー、安全ブレーカーも収まっています。ブレーカーが落ちて懐中電灯片手に探すブレーカーの収納されている箱が分電盤です。ブレーカーが落ちることをトリップと言います。家庭用分電盤ならトリップは自分でも解消できますが、マンションなどの大型の分電盤の場合は専門業者に任せることが一般的です。
このページの目次
1.分電盤のメリット・デメリット
分電盤は単純に電気を分配するだけでなく、今や各種のブレーカーを備える安全装置の一つです。こうしたメリットのほかにデメリットは何があるでしょうか。分電盤のメリットとデメリットを調査しました。
1-1.メリット
分電盤のメリットの一つ目は電気を各戸や各部屋に分配できることです。これが本来の役割になります。分電盤で一括して電気の状況を管理することによって漏電や非常時の対応もスムーズに行うことが可能です。
分電盤のメリットの二つ目は安全装置でもあることです。分電盤は電気を分配するだけでなく漏電ブレーカー、安全ブレーカーを備えた、いわば電気の見張り番の役割もしています。ブレーカーが落ちるトリップ状態になるとパニック状態になってしまうものですが、これはむしろ分電盤が正常に動いている証拠です。トリップになっているのは漏電などがない安全な状態なのでゆっくりブレーカーが落ちた原因を探せばよいことになります。
1-2.デメリット
分電盤のデメリットの一つ目は太陽光発電と併用する際には注意が必要なことです。マンションに後付けで太陽光発電システムを導入する場合、太陽光発電に対応した分電盤やブレーカー類が必要になります。全面的な太陽光発電への移行は少ないものの、一部に対応工発電を取り入れる場合があるは注意が必要です。
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2.大規模修繕工事における分電盤のまとめ
分電盤はマンション内の電気の要と言ってもよい装置です。分電盤が壊れるとマンション内の電気は使えなくなってしまいます。分電盤をはじめ電気関係の点検や修理には専門的な知識が必要です。専門業者に任せるようにしましょう。太陽光発電との併用を考えている場合は、こちらも専門の知識が要ります。導入については専門のコンサルタントに依頼しましょう。