ドレン(どれん)

大規模修繕工事のドレンとは

大規模修繕工事のドレン(どれん)とは排水管、下水溝のことです。もともとは排出、排水を意味する言葉で、ドレインとも表記されます。ドレンは様々な場面で使われ、エアコンや原子力発電所の用語としても使われているのです。もともとの排出や排水の意味から派生していますが、意味が少しずつ異なるので注意しましょう。

このページの目次

1.ドレンの種類

ドレンには建築時に取り付ける建築用とリフォームや修繕の際に使用する後付け用ドレンもあります。材質は塩化ビニルなどが主流ですが、鉛シートを貼った屋上ドレンも存在します。

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2.ドレンのメリット・デメリット

排水管や下水溝の意味があるドレン。ドレンがあることで計画的な排水ができるというメリットがあります。ただし、施工がうまくいかずに水が溜まると劣化や腐食につながるデメリットにもなるのです。ドレンのメリットとデメリットを紹介します。

2-1.メリット

ドレンのメリットの一つ目は計画的な排水できることです。建物にとって計画的な排水は重要で建物の寿命も左右します。計画的な排水は建物の劣化や腐食を防ぐことが可能です。 ドレンのメリットの二つ目は水を溜めないことによって建物を守ることができることです。無計画な排水や経年の劣化が屋上に水が溜まっていることがあります。雨水が外壁を伝って落ちていくために壁が汚れている建物もあるものです。建物にとって水は大敵なので速やかに排出する必要があります。ドレンはその排水を担っているのです。

2-2.デメリット

ドレンのデメリットの一つ目は水勾配がないと水が溜まってしまうことです。勾配がないと水を排出することができません。施工時に勾配が足りなかったり、経年変化によって勾配が失われたりすると水が溜まってしまいます。 ドレンのデメリットの二つ目は金属製のドレンだと腐食の可能性があることです。ドレンは水に触れる機会が多い部材になります。金属製ドレンの多くは防水、防錆加工がなされていますが、経年劣化によってこれらの性能が劣ってくるものです。ドレンの劣化は漏水につながります。

3.大規模修繕工事におけるドレンのまとめ

ドレンは目立つものではありませんが、ごみで詰まったりすると漏水の原因にもなります。ドレンは目立たないけれど建物を支えている重要なパーツなのです。大規模修繕工事に際しては点検を行い、水の流れが確保されているか確認しましょう。枯れ葉などを除去するだけでもドレンの延命措置は可能です。

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