大規模修繕工事のチャッキ弁とは
大規模修繕工事のチャッキ弁(ちゃっきべん)とは、配管に装着しておき、逆流を防止する弁のことです。逆流防止弁、逆止弁、チャックバルブとも言います。上水道から排水まで液体が逆流しては困る場合は多いものです。また、排水の場合は臭気が漏れてくることも困ります。これらを防止するチャッキ弁は重宝されています。
このページの目次
1.チャッキ弁の種類
チャッキ弁は形や形式によっていくつかの種類があります。蝶番型のスイング式、リフト式、ウエハー式などが代表的な種類です。用途や管の形状によって使い分けています。
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2.チャッキ弁のメリット・デメリット
普段は管の中にあって直接目に触れる機会の少ないチャッキ弁。チャッキ弁が設置されるメリットは逆流防止にあります。このほかにはどんなメリットがあるでしょうか。一方、デメリットはあまり知られていません。チャッキ弁のデメリットについても見ていきます。
2-1.メリット
チャッキ弁のメリットの一つ目は管の耐久性の向上にあります。逆流が起こると、ウォーターハンマー現象といって管内に衝撃が走ります。ウォーターハンマー現象によって管の耐久性は徐々に弱くなるものです。このウォーターハンマー現象を軽減させることで管の耐久性を向上させています。
チャッキ弁のメリットの二つ目は逆流の防止です。排水が逆流して戻ってくることは好ましいことではありません。こうした逆流を防止することによって正常な排水を促しています。さらには排水の場合は臭気の流入も抑えます。別名のとおり、逆流を防止するのがチャッキ弁の主な役割です。
2-2.デメリット
チャッキ弁のデメリットはあまり多くありません。チャッキ弁のデメリットとしては形状によって耐久性が劣るものもあることです。チャッキ弁といえども永久に使えるものではありません。定期的なメンテナンスが必要になります。
3.大規模修繕工事におけるチャッキ弁のまとめ
チャッキ弁は管の中にあって普段は見ることができません。大規模修繕工事の際には、普段は見ることのないチャッキ弁のチェックや交換のよい機会です。計画的に取り換えることをお勧めします。チャッキ弁自体はコストの高いものではありません。チャッキ弁のメンテナンスによって管の寿命が延びるのであれば、トータルコストは低減されます。また、老朽化した管ごと交換することも可能です。チャッキ弁は縁の下の力持ちとして人知れず働いています。