大規模修繕工事のインターロッキングとは
大規模修繕工事のインターロッキング(いんたーろっきんぐ)とは、規格化されたコンクリートブロックを組み合わせるように張っていく舗装方法で、インターロッキングで使うコンクリートブロックを「インターロッキングブロック」といいます。
インターロッキングブロックは、カラーバリエーションが豊富で、張り方によってさまざまな表情が出せるため、マンションから公共施設まで幅広い用途で用いられています。
このページの目次
1.インターロッキングの種類
インターロッキングには、標準的な歩行用のもののほかに、車道用・透水性・保水性などの種類があり、舗装部の用途や条件により適した仕様を選ぶことが重要です。
1-1.インターロッキングの種類1:車道用インターロッキング
インターロッキングの舗装部で車両の乗り入れが想定される場合は、車両の重さに耐えるころができるようにする必要があります。
具体的には、インターロッキングブロックや、その下部にある敷砂・砕石の厚さを「厚く」して車の重さに耐えられるようにします。
標準的な歩行用のインターロッキングに車両が乗入れると、重みで舗装が沈んでしまうことがあるため、確実に対応しておきましょう。
1-2.インターロッキングの種類2:透水性インターロッキング
インターロッキングは、舗装面の勾配がきちんと取れていないと雨が降った際に水たまりができてしまうことがあります。
こうした水たまりに対応できるインターロッキングとして、透水性インターロッキングがあります。
透水性インターロッキングは、舗装面に雨水をためず地中に逃すことができる機能を持っており、舗装面の水勾配が適切にとれない場合や、エントランス前で水たまりを生じさせてたくない場所に使うと効果的です。
1-3.インターロッキングの種類3:保水性インターロッキング
インターロッキングの舗装面の温度上昇を抑制できるものとして保水性インターロッキングがあります。
保水性インターロッキングは、水分をインターロッキングブロック内にキープし、ゆっくりと蒸発・気化させることで気化熱冷却により舗装面の温度上昇を抑えることができます。
日陰がない場所や、舗装面に近い用途(子供やペットの散歩)が想定される場所であれば、一定の効果が期待できます。
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2.大規模修繕工事おけるインターロッキングのまとめ
大規模修繕工事でインターロッキングの補修を行う際は、ただ単に従前と同じ種類のインターロッキングにするのではなく、実際の使い方(車の乗り入れや雨水対策、使用者など)を考慮し、実態に合ったインターロッキングを選ぶことが重要です。